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中国人彼氏と作る本場の「水餃子」
日本で餃子といえば、「焼き餃子」が主流。
しかし、中国では「水餃子」が定番らしいです。
私には、今年で付き合って4年目になる中国人の彼氏がいます。
最近同棲を始めたこともあり、肩を並べて料理をする機会も増えました。
その時間が、私にとってとても大切な時間だったりするのです。
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つい先日、偶々Youtubeを見ていると、
「中国人しか知らない餃子の作り方」というショート動画が目に留まりました。
私「そういえば彼、餃子は皮から手作りするって言ってたな…」
よしっ、今日の夕飯これにしよう。直感でこれと決めたら、あとは彼に相談。
私「今日の夜ご飯餃子でどう?もちろん皮から手作りで!」
彼「お、ええん!一緒に作ろか?」
日本に来てから関西に住んでいた彼。
生粋の関西弁で快く了解してくれました。ちなみに、彼曰くスーパーに売っている「餃子の皮」は好みではないそうです。
そうして、餃子づくりは始まったのです!!
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【皮から手作り水餃子】基本材料(皮編)
まずは、皮を作る基本材料からです。
・強力粉 100g
・薄力粉 100g
・水 110cc
① 強力粉と薄力粉をボウルに入れたら、水を加えて混ぜる
②生地の表面が滑らかになるまで捏ねる(ここが楽しい!)
③作業台に打ち粉をしたら、生地を棒状にコロコロ転がす
④一口大に生地をちぎったら、めん棒で生地を伸ばしていく
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この工程本当に難しいんです!!
素人の私にはお手上げでした…しかし、彼はお手の物。
中国では家族で役割分担をしながら、餃子を一から手作りする習慣があるみたく、彼もよく家族と作っていたらしいです。
それにしても、こんなに器用に作るんだな〜と感心していました。
※今回餃子のタネは、ごく一般的な材料で作りましたが、皆さんはお好みの材料で作ってみて下さいね。
ちなみに中国では、セロリやパクチーなんかを入れたりもするんだとか
【皮から作る水餃子】包む編
タネを包む作業は私が担当。
包み方も色々とあるみたいですが、私はスタンダードな形で作りました。
というか、この包み方しか知らないだけです…。
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皮は出来立てホヤホヤ。
市販の代わりは比べ物にならないくらい柔らかくて繊細。
しっとりしているので、中にタネを入れて包む時、皮の端に水を塗らなくても大丈夫でした。それに、タネを入れすぎた!と思ったら、少し皮を伸ばしてあげれば、綺麗に包めます。
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彼の頭の中は、上手に餃子の皮を作ること
私の頭の中は、上手に餃子を包むこと
お互い真剣に作るので、自然と無言になる
だけど、どこか「心地良くて、あたたかい」
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【皮から作る水餃子】茹でる編
茹でる時にも、コツがあるんだとか。
①お湯を回して入れるべし!?
早速、包み方終わった餃子たちを茹ででいきます。
あらかじめ、大きめのお鍋にたっぷりのお湯を沸かしておくことをお勧めします。
そしたら沸騰したお湯に、一つ一つ丁寧に入れていくのですが…
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ここで第一のコツです!
沸騰したお湯をお玉でゆっくり回しながら、餃子を入れていきます。流れを作ることが大切なんだとか
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私「美味しくなれ〜」「頑張って〜」「いってらっしゃ〜い」
餃子に激励の言葉をかけて、鍋へと送り出します。まるで、子どものお見送りをする母親のような気分。
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火を中火。
餃子を入れた直ぐは、鍋の底に沈むのでそのまま何もせずにゆっくり待ちます。
3分程経つと、少しづつ沸騰してきて餃子たちが華麗に踊り出します。
②差水で中までしっかり火を通すべし!!
華麗に踊り出した餃子たちをしっかりと確認したら…
ここで第二のコツです!
沸騰したところに、3回に分けて差水をします。
一旦温度を下げて、再び沸騰を繰り返すことで中までしっかりと火を通していきます。
最後に差水が終わると、きっと餃子のお腹がぷっくりしているはずです。
プカプカと餃子が浮いてきたら中国本場「水餃子」の完成です!
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幸いにも、包み方が甘くて中身が溢れ出す、、といった失敗もなく、
プリップリの水餃子ができました。
【皮から作る水餃子】食べる編
さぁ、温かいうちに食べていきましょう!
中国式は、ニンニクを刻んでそのままタレに入れます。
それがどうしても苦手な私。
それをどうしても入れたい彼。
基本的に、中国料理を食べる時は彼の食べ方に合わせて食べます。
味は大分強烈ですが、限りなく本場に近いのでちょっとした旅行気分。
彼「うん!思ったより上手くできななぁ、美味しい」
彼「これ作ったことお母さんに報告やな!」
私「………!?」
急に喉の通りが……。
でも、この会話がなんだか嬉しかったんです。
私「これ、いっぱい作って冷凍しておいたらよかったね」
彼「そうやで!実家ではいつもそうしてるから、また今度作ろうか」
私「そうだね」
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美味しかった〜。
また一緒に作ろうね。
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