「バリ山行」が『群像』に掲載される前日、ちょっとAIに尋いてみた。
という訳で、2月7日、群像3月号が発売されて「バリ山行」が発表になった。その前日、ちょっと事件があった。
「山行」。登山に馴染みのない人はあまり聞き慣れない言葉だと思うけれど、これは「さんこう」と読む。
じゃあ、バリってなんだよ? という人は作品を読んでみてください。因みにバリ島の話ではないことは、先に断っておく。
ここ最近、九段さん(おめでとうございます!)の芥川賞受賞作『東京都同情塔』でAIが話題だが、私も創作の資料の調べごとにchatGPT-4を使ったこともある。ネット検索よりピンポイントに、あるいはニュアンスの幅をもって答えてくれるので非常に助かる。
そんなことで2月6日、「群像3月号」発売の前日、雑誌の目次も公開されたことだし、ちょっとbingのコーパイロット(chatGPT4)に自分のこと尋いてみた。
松永K三蔵。
いきなり、代表作は「バリ山行」と出た。情報が早い。代表作か、そうかぁ、そうなれば私も嬉しい。しかしまだ二作しかないから、それも間違いではない。
すると「松永K三蔵の作品を読んだことありますか?」というAIへの質問候補が下に出た。そうか、AIだから読めるのか。
押してみる。
すると、AIは「読んだことがある」と言う。そして「バリ山行」がとても好きだと。
え? あ、いや、まだ発売前なんですけど……
そうして出たアンサーが下だ。そのまま貼り付けておく。
もう私はAIを信用できない。
少なくとも今のところは、まだまだ発展途上のようだ。
これ「バリ山行」ってタイトルからのあなたの勝手な想像ですよね? テキトー過ぎでしょ!
バリ島なんて一切出てこないし、恋愛も出て来ない。ウソばっかじゃないですか、AIさん! 😊、じゃないですよ。全然、信用できないですよ!
ウソばかり? 信用ならない。
あぁ、なるほど。AIと小説にはやはり親和性があるようだ。
ということで、だから「バリ」ってなん何だよ? って人はサイトの「お知らせ」から自主制作のCMをどうぞ。
でもやっぱり、読まないとわからないようなので、よろしくどうぞ。
松永K三蔵