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安定期とは?

5月31日から重症妊娠悪阻で入院をしておりましたが、7月22日の現在、なんとまだ入院しております。

その間にも色々ありまして
「このままでは栄養が取れずに胎児が心配。総合病院に行けば中心静脈から脂肪分の点滴をしてもらえるかもしれない。」
との産院の判断で、7月3日に総合病院に転院しました。

(転院する時って救急車使うんですね。初めて知りました。大学生の頃に急性胃腸炎になった時以来、人生2回目に乗りました。)

転院後は吐くものの、多少病院食を食べることができたので、とりあえず電解質とブドウ糖の点滴で様子を見ましょうということになり、脂肪の点滴は見送りになりました。

転院してからも1日たりとも吐かない日は無く、涙と鼻水を流しながら毎日吐いています。

体重は妊娠前に比べてなんと10キロマイナスになってしまいました。

頬は痩け、太ももの隙間は拳1個分空いてしまい、お尻のお肉がなくなり、背中は背骨が浮き出ています。

鏡に映った自分を見ると鶏ガラのようで悲しくなります。

そんな中、待ちに待った安定期がやってきました。

そうです。
16週が経過しました。

ところが嘔吐は止まることを知らず。

「ネットにも16週にはつわり治るって書いてあったのに嘘つき!!!」

と泣かずにはいられません。

安定期って何?

何も安定してませんけど?

毎日吐くことが習慣になっている状態としては安定しているけど、そういう意味?フザケンナヨ

安定期を心待ちにしていた身としては裏切られた気持ちでいっぱいです。

まさか自分がつわりでこんなに苦しむとは思っていなかったし、こんなに長く入院することになるなんて思ってなかった。

エコーで見たところ、胎盤は完成しているようでしたが、まだつわりは続いています。

何ならこの記事を書いている間にも盛大に吐きました。

ここが大部屋じゃなかったら

「もう嫌だぁぁぁあーーーうわぁぁぁあぁあーーーん!!!」

と泣いていたと思います。

母体が精神的にも身体的にもボロ雑巾のようでも、中の人は元気で、先日エコーで見た時は脚を組んだり目をこすったり、脚を曲げたり伸ばしたりと気持ちよさそうに元気に過ごしていました。

すごく可愛くて、元気でいてくれたことに安心したけれど、

「いい気なもんだな気持ちよさそうで・・・」

と、若干恨み節です。

面会に来た夫が私のお腹に手を当て、

「オマエもそろそろちゃんと栄養を摂りたいだろう?もういい加減お母さんを楽にしてあげろよーー」

と語りかけていました。

夫の声がお子に届き、早く真の安定期を迎えられることを切に願っています。

もう吐くのは飽きた!こりごり!

#重症妊娠悪阻 #悪阻 #つわり #入院 #日記 #エッセイ #20230722