ペースメーカ
ペースメーカは長期的に使用する「植込み式」と一時的に使用する「体外式」の2つに分けられます。
共通すること
ペースメーカの設定はICHDコードを用いて表されます。
ICHDコードは4文字で表されます。
1文字目:ペーシング部位(A:心房 V:心室 D:両方)
2文字目:センシング部位(A:心房 V:心室 D:両方 O:なし)
3文字目:制御方式(I:抑制 T:同期 D:両方 O:なし)
4文字目:プログラム様式(R:心拍応答)
※4文字目はなければ心拍応答なしです。
リード線の先端は必ずマイナスになります。
※一相性、二相性によってプラスの電極位置は異なります。
点検には500Ωの抵抗を用います。
刺激閾値は徐々に上昇します。(時間が立つほどペースメーカとしての働きをするために必要なエネルギーが多くなるということ)
植込み式も体外式も以下の2つはペースメーカ患者には使用できません。
・ハイパーサーミア
・ガンマ線照射装置
以下のものは条件を満たしていれば使用することができます。
・電気メスなどの高周波を利用した装置
・MRI
・X線CT
植込み式と体外式の違い
電池
植込み式:ヨウ素リチウム電池
体外式:9V乾電池
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