酸素療法
副作用
酸素中毒
活性酸素の増加により肺毛細血管上皮に障害が起こったり、気管や気管支の炎症、胸骨下の疼痛が起こります。
吸収性無気肺
通常は窒素などが肺胞の虚脱を防いでいるのですが、高濃度酸素を吸引することで、肺胞内が酸素だけになり、酸素が血液中に移動することで肺胞内に気体が無くなってしまい虚脱してしまうことです。
CO2ナルコーシス
慢性的に低酸素状態にある患者に高濃度酸素を投与することで体内に酸素が過剰にあると判断され、呼吸を抑制または停止した状態です。呼吸が抑制されることで体内の二酸化炭素濃度上昇による体内貯留によりアシドーシスや意識障害をきたします。
酸素マスク
鼻カニューレ
鼻腔から酸素を供給するマスクで、酸素を吸入しながら会話や食事をすることができるのが特徴です。酸素ガスが鼻の粘膜にぶつかり刺激してしまうというデメリットもあります。
シンプルマスク
鼻腔と口腔から酸素を供給するマスクです。
リザーバー付きマスク
呼気の間にリザーバ内に酸素を溜め、吸気時にリザーバー内の酸素と呼気ガスを吸入するマスクです。
ベンチュリーマスク
6段階あるタイリューターで孔径を設定し酸素噴出口のサイズを変更することで吸入酸素濃度を設定することができます。酸素濃度が患者の1回換気量に左右されないという特徴があります。
ベンチュリーネブライザ
ベンチュリマスクとネブライザをあわせたものです。
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