たびぷらす vol.1-1 ~ イントロダクション
ますだけんたろうと申します。
これからここに、コラムのようなものを書こうと思います。
お題は「たびぷらす」。
私たち「ますだ家」の旅にまつわる個人的な話ですが、お付き合いのほど、よろしくお願いします。
旅と言っても、遠出できるのは年に数回。
その時々の全体の予定と寄りたいところは大まかにあっても、そこへの道のりについては、割にその場のノリと成り行きに任せています。
気になった風景にクルマを停めてみたり、気になった方向にハンドルを切ってみたり…
道中は美味しいものをいただいて、夜にはお酒も欠かさずに。
そんな旅を楽しんでいます。
そして、いつのころからか旅先で、そこに暮らす人と話をする機会が増えたような気がします。
お店などで話かけられることもあるのですが、こちらからもなるべく語りかけるようにもなりました。
会いに行くこと自体が、旅の目的のひとつだったりすることもあります。
そこに暮らす人と話をすることで、単なる旅行者から、ちょっとだけその場のインサイダーになれるような気がします。
その土地に愛着もわきますし、地元のオススメを教えてもらうこともあります。
そんな自分たちの旅行のスタイルを、「たびぷらす」と呼んでいます。
ニワプラスのパクリですが、公認です。笑
昨年、せとうち国際芸術祭の一環として、小豆島の醤の里+坂手港プロジェクト で掲げられていることばがあります。
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「観光から関係へ」名所をめぐる一度限りの「観光」ではなく、
人と人が出会うことで生まれる「関係」にこそ、
真の豊かさのヒントがあるのではないでしょうか?
http://relational-tourism.jp/
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ここに私たちの旅に通じるものがあるな。と思いました。
決めたことを効率よくこなすスタンプラリーのような旅ではなく、その時々に偶発的に起こることに身を任せる方が単純に楽しいから…
そんなスタイルで旅をしています。
そんな私たちの旅の経験を、こちらでご紹介できればと思います。
(上に掲げた小豆島にも実際に行きましたので、そこでの話などもそのうちに…)
さて今更ではありますが、「 ますだけんたろう 」って誰やねん?という方に、まずはカンタンな自己紹介です。
ますだけんたろうは、フリーランスの企劃屋です。
相方のますだはること、大阪の箕面に暮らしています。
このユニットで旅に出かけていきます。
いまの状況に至るまでには、
商社で貿易と金融。
おかし屋で洋菓子の製造。
通信販売の会社で、企画・バイヤー・カタログの編集、さらには香港駐在などなど、いろんな職種を経験させていただいてきました。
基本的には、モノづくりと小売、そして貿易の周辺が生業だと思っています。
仕事のつながりや個人的な関心から、自分のアンテナに引っかかったセミナーやイベントなどに出かけては、アフターの交流会などにも参加するようなことを繰り返しているうちに、いろいろなジャンルの方々とつながることができています。
ありがたいことだと思っています。
そんな私が、オフタイムの活動として、主体的に関わってることが2つ。
ひとつが、毎月11日の夜に、大阪・西堀江の D&Department Dining Osaka の一角でやっている「D&D大阪会の呑み会」というイベント。
クリエイティブに関わっている人が多いのですが、気の合う仲間と、ゆるゆるとした時間を一緒に過ごすという集まりです。
どなたでも参加していただけますので一度のぞいてみていただけるとうれしいです。
もうひとつが地元のブルワリー、「 箕面ビール 」のサポーターです。
日本の地ビールの草分けのひとつで、世界的なクラフトビールのコンテストでもこれまでに何度も表彰を受けている、地元の誇りです。
この大好きな箕面ビールを、機会あるごとに人にすすめていたのですが、それが高じて昨年( 2013年 )からは創業感謝祭のお手伝いをさせてもらっています。
今年( 2014年 )は、6月21日〜22日に箕面ビール本社工場で開催される予定です。
こちらにもぜひ足を運んでみてください。
こういったことに関わりながら私たちが望むのは、公私に渡ってできる限り、楽しく笑って暮らしていきたいということ。
そのために、座学より実学。
なるべくいろいろなことを、実際に自分で体験することを信条にしています。
そんな「ますだ家」の、旅の話にお付き合いいただければうれしいです。
まずは、今年( 2014年 )の4月の頭に出かけた「沖縄本島」の話から始めたいと思います。