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茶坊主注ぎ で乾杯。 ~ day 576 (2021.02.07)

「 1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを記事にしてます。
576日目。
これまでのログは → こちら

この日は、KIRIN BEER SALON 第2期 の 4回目のセッション。

” 自分史上最高のビールにチャレンジしてみよう ” というテーマで、ゲスト講師は 日本ビアアーティスト協会 代表の 福島寿巳 さん。
ビールのあらゆることを広める ビアゼネラリスト として活動していることから、自称 ” ビール界の茶坊主 ” 。

造り手はおいしいビールを造る義務があり
飲み手はおいしいビールを飲む権利があり
注ぎ手はおいしいビールを注ぐ責務がある
注ぎ手の育成に努めてまいります。

ということを掲げていらっしゃって、今回はビールの注ぎ方をレクチャーしていただきます。

予め送ってきていただいてた 一番搾り を、まずは自己流の注ぎ方で。そして、福島さんから教えていただいた、茶坊主注ぎ で。
もとは同じですが、注ぎ方を変えた2つのグラスが目の前に。

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向かって左が自己流。グラスを見てわかるように、あえて泡を立てるように注ぎました。
で、右が 茶坊主注ぎ 。ポイントはいくつかあるのですが、

1)缶・瓶は、極力振動のないエリアで冷やすこと。
  炭酸の抜けを防ぐため。
2)グラスは汚れが残らないようにしっかりと洗うこと。
  そして、ビールを注ぐ前に内側を水でぬらすこと。
  水でコーティングして表面をなめらかにします。
3)ビールのふち周りをティッシュでぬぐうこと。汚れを取ります。
4)ふたは一気に開けない。少しだけ持ち上げて、プシュッと音がしたら
  その状態で10秒待つこと。これも炭酸の抜けを防ぐため。
5)注ぎ口をグラスの内側につけた状態で、ゆっくりと注ぐこと。
  ビールは螺旋を描きながら、グラスに移っていきます。
  通称、トルネード。

で、いただきます!

もうね、はっきりと味が違います。茶坊主注ぎ の方が、明らかにビールの風味が豊かです。

缶・瓶の中身を、極力そのままの状態でグラスに移すことで、ビールが本来持っている風味を味わえると言うこと。特に炭酸感がしっかりと。

ただこれはあくまで一番搾りを例に取った一例で、ビールの種類に合わせて、注ぎ方やグラスのカタチを変えるのがよいとのこと。

ということでこの後に、富士桜麦酒 の ヴァイツェン 、ヤッホーブルーイング の インドの青鬼( IPA )、箕面ビール の スタウト と、それぞれについて、茶坊主流の楽しみ方を教えていただきました。

それぞれ、” ビアアーティストの茶坊主劇場 ” という、福島さんのYoutube チャンネルに上がってますので、興味のある方はぜひご覧になって実践してみてください。

ビールの、また新しい楽しみ方を知りました。ありがとうございます。

そうそう、抜栓した後の王冠の香りを嗅ぐ、というのもあります。ワインでいうところの、コルクの香りを嗅ぐような感じ。

ということで、ごちそうさま。


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