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旅 ✖ アートが詰まってます!   旅をしながらアートを見たり、アートを見ながら旅をし…

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旅 ✖ アートが詰まってます!   旅をしながらアートを見たり、アートを見ながら旅をしたり....

記事一覧

TOKYOアートレジャー

~「アートウィーク東京」でギャラリー巡りを満喫~ 毎年恒例となったイベント「アートウィーク東京」で、秋のアートレジャーを満喫した。 普段は行きにくい場所のギャラ…

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9か月前
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現代アートと民俗学の意外な相性

若手作家が鋭い感性と深い思索で異空間を創造!斬新な視点での空間創造こそ、いま求められている最先端の現代アート・インスタレーションだ。 忘れ去られようとしている葬…

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1年前
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写真の逆襲!

写真を主役に、絵画や立体作品を凌駕する宇宙的な広がりへ 「これは写真の逆襲だ!」と、多和田有希氏の作品を見て、驚きをもってそう感じた。 東京都写真美術館で開かれ…

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1年前
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「知られざる前衛作家 友成潔の世界」 アート鑑賞を紀行文で!

旅とアート鑑賞<旅先の風景> 旅先で、移りゆく風景を眺めるのは情緒があって楽しいものだ。 美しい景色だけではなく、見たこともないような不思議な光景に出会うなど、…

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2年前
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“アートなまち”を旅しよう!  ~地方都市で、ハイレベルな現代アート~

“アートなまち” 高崎・前橋を旅した。 行先は、群馬県高崎市のギャラリー「rin art association」、前橋市の「白井屋ホテル」、そして美術館「前橋アーツ」である。 …

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2年前
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秋のギャラリー巡り!  ~私なりの「現代アートの楽しみ方 」~

現代アートのギャラリー「CADAN有楽町」を訪ねた。 有望作家4人が競演するグループ展が開催中だ。 すぐれた芸術品が光を放つのはなぜだろうか? このギャラリーで…

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3年前
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絵地図でリアルな旅!

~デジタルマップ全盛の時代に、手描きのアナログ地図を楽しむ~ 絵地図に誘われる旅 信州の旅先で見つけた絵地図に誘われ、旅程を変更した。 高速道路を使うのをやめ、…

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3年前
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現代アートと、のんびり過ごせるカフェ ~人のつながりが創り出した“ゆったり空間”~

広くゆったりとした空間で、自分なりの時間を楽しむカフェ。 オリジナルのソファで、現代アートを眺めながら、ランチを楽しむ。 地方都市のしゃれたカフェ「montemps」は…

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3年前
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時空を越えるアートの旅~ 菊地匠 個展「in Platea」より ~

美術展で異次元の旅を楽しむ その美術展を訪ねると、室内には「時空を越えるかのように」作品が展示されていた。  私はそれらを見ながら、まるで異次元への旅をしたかの…

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3年前
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TOKYOアートレジャー

TOKYOアートレジャー

~「アートウィーク東京」でギャラリー巡りを満喫~

毎年恒例となったイベント「アートウィーク東京」で、秋のアートレジャーを満喫した。
普段は行きにくい場所のギャラリーにも無料バスで回れて、新たな発見も多いギャラリー巡りとなった。

アートファン垂涎のイベント2023年11月に開催された「アートウィーク東京 2023」に参加した。
専用の無料バスに乗って、東京都内の 51の美術館とギャラリーを見て回

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現代アートと民俗学の意外な相性

現代アートと民俗学の意外な相性

若手作家が鋭い感性と深い思索で異空間を創造!斬新な視点での空間創造こそ、いま求められている最先端の現代アート・インスタレーションだ。
忘れ去られようとしている葬儀での慣習を、若者らしい鋭い感性で、アートとして蘇らせた。

資生堂ギャラリーで開かれた、岡ともみ展「サカサゴト」(2023年1月24日~2月26日)を見ての感想である。

ハレの世界から、ケの世界へ銀座の華やかさを象徴する資生堂ビル。

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写真の逆襲!

写真の逆襲!

写真を主役に、絵画や立体作品を凌駕する宇宙的な広がりへ

「これは写真の逆襲だ!」と、多和田有希氏の作品を見て、驚きをもってそう感じた。
東京都写真美術館で開かれた「見るは触れる日本の新進作家 Vol.19」展(2022.9.2~12.11)を見ての感想である。

これまで、現代アートにおいては、写真は絵画制作の中で表現方法の一つとして用いられる、いわば脇役のような存在になりがちであった。しかし、

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「知られざる前衛作家 友成潔の世界」 アート鑑賞を紀行文で!

「知られざる前衛作家 友成潔の世界」 アート鑑賞を紀行文で!

旅とアート鑑賞<旅先の風景>

旅先で、移りゆく風景を眺めるのは情緒があって楽しいものだ。
美しい景色だけではなく、見たこともないような不思議な光景に出会うなど、変化していく風景を見るのは旅の醍醐味である。

前衛美術家 友成潔(1942年生)氏の作品は独創的で、時代とともに、あるいは時代を追い越しながら作風が変化していく。
あたかも、それは旅先で風景や天気が変化するようであり、作品を見ていて、感

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“アートなまち”を旅しよう!  ~地方都市で、ハイレベルな現代アート~

“アートなまち”を旅しよう!  ~地方都市で、ハイレベルな現代アート~

“アートなまち” 高崎・前橋を旅した。

行先は、群馬県高崎市のギャラリー「rin art association」、前橋市の「白井屋ホテル」、そして美術館「前橋アーツ」である。

最近、これらのスポットが、現代アートのジャンルで全国から注目されている。

今回は現代アートギャラリーの「rin art association」を中心に紹介したい。

ハイレベルな現代アートを展示するギャラリー
JR

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秋のギャラリー巡り!   ~私なりの「現代アートの楽しみ方 」~

秋のギャラリー巡り!  ~私なりの「現代アートの楽しみ方 」~

現代アートのギャラリー「CADAN有楽町」を訪ねた。
有望作家4人が競演するグループ展が開催中だ。

すぐれた芸術品が光を放つのはなぜだろうか?

このギャラリーでは、会員の画廊が持ち回りで企画展を開いている点も興味深い。

ビル群から光を放つギャラリー
東京有楽町にあるモノトーンのビル群。
その1階から、ひときわ明るく、鮮やかな光を放つガラス窓!

ビルの一角に「CADAN有楽町」はある

外に

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絵地図でリアルな旅!

絵地図でリアルな旅!


~デジタルマップ全盛の時代に、手描きのアナログ地図を楽しむ~

絵地図に誘われる旅
信州の旅先で見つけた絵地図に誘われ、旅程を変更した。

高速道路を使うのをやめ、江戸時代に栄えた街道をたどり、峠を越えた。

その絵地図は、すべて手描きで温かみがありながら、正確な位置情報も配慮されており、最良の旅先案内人となった。

デジタルマップ全盛の時代ながら、こうしたアナログ地図を過去のものとせず、これか

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現代アートと、のんびり過ごせるカフェ
~人のつながりが創り出した“ゆったり空間”~

現代アートと、のんびり過ごせるカフェ ~人のつながりが創り出した“ゆったり空間”~

広くゆったりとした空間で、自分なりの時間を楽しむカフェ。

オリジナルのソファで、現代アートを眺めながら、ランチを楽しむ。

地方都市のしゃれたカフェ「montemps」は、地元の人と人のつながりからできていた。

現代アートを求めてカフェへ
地元現代アート作家、友成潔の作品が飾られていると聞き、そのカフェを訪ねてみることにした。

JR両毛線足利駅(栃木県足利市)から徒歩5分ほどの市街地のある、

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時空を越えるアートの旅~ 菊地匠 個展「in Platea」より ~

時空を越えるアートの旅~ 菊地匠 個展「in Platea」より ~

美術展で異次元の旅を楽しむ その美術展を訪ねると、室内には「時空を越えるかのように」作品が展示されていた。
 私はそれらを見ながら、まるで異次元への旅をしたかのようにアートを楽しむことができた。

 栃木県足利市にあるギャラリー碧で開かれた「菊地匠 個展『in Platea』」でのことだ。

 菊地匠氏は今年30歳の美術家、その若さもあって一昨年の個展に続き、作品自体の制作はもとより、作品群の構成

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