デジタルマーケティングの定石を読んだらそれぇぇぇっ!そうなんだぁぁぁっ!となって自分のクライアントのビジネス理解が深まった話。
こんにちは!
実はこう見えて読書家でして。
越境EC /webマーケティングの世界に飛び込んで1年。
ここに来てマーケティングに関する本を3冊爆買いしました。
今回読んだのはそのうちの一冊。
デジタルマーケティングの定石
どうせなら残しとこやということで、残させてもらいます。
ちなみにこの読書感想文は
「マーケティング本×海外Webマーケティング」ってことで
この記事を読んだからって本の内容はわからないので
レビューにはならないと思いますが、
私の頭の中ではこう染み込んだってことはわかると思います。
海外販売に関わっている方には読み応えがある内容かもしれません。
知らんけど。
(※私は関西人です。)
デジタルの真価と限界
やっぱり1年経ったこのタイミングで読んだのは正解でした。
たった1年この世界に入り浸っただけなのに、
自分が「デジタルであることの意味」を見落とし、
その本来の特性を全く活かすことなく
プロジェクトに臨んでいた事に気がつきました。
反省。
私の会社のクライアント様は
「これから新たに海外に挑戦する」もしくは
「海外に挑戦しているけれど課題があるので解決して売上を伸ばしたい」
そう考えている企業様が多いです。
デジタルの真価はコストカット
新規事業だったり、最近始めた事業にはそもそも人は多く配置されていません。
その上予算も限られているケースが多いです。
成功するかわからない事業に最初から大きな予算をポーンと投下できる企業はほとんどありません。
本の中では「デジタルはコストカットで真価を発揮する」
とありました。
確かに。
週1でキーワードに対して有益なコンテンツを発信し続ければ約52個の長期資産が誕生します。
私のクライアント様の中でも
ユーザーの疑問に対して回答するコンテンツを作成したら、
そのコンテンツがずーっと集客してくれている事例があります。
先方のプロジェクト担当者は1人ですが、
着実に売上を伸ばし、社内で注目される事業部へと成長中です。
デジタルの限界
日々クライアントとディスカッションする中で
私たちは当然データを使います。
データ分析から顧客の行動や心理を予測して仮説を立て、
検証・結果分析・改善を繰り返します。
でも私たちはエンドユーザーを知りません。
最近銀座や渋谷に繰り出して
クライアントの商品コーナ周辺をうろつき、
海外からの顧客の反応を見るために変態と化すことがありますが、
顧客のリアルな感想や行動を知るチャンスは貴重です。
特に越境ECは手元に届くまで実物が分かりませんし、
文字通り国を超えて販売するため、何かあってから返品・交換となると
時間もお金もプラスでかかります。
訪日客が戻りつつある中で、日本国内に実店舗があるなら
そこに訪れる観光客が情報源であり、顧客理解のヒントです。
成果はすぐ出ない
越境ECの伴走を開始する際、キックオフのタイミングで
「最初の1〜2年は投資の時期だと思ってください。」
という話をします。
特に日本国内で誰もが知る名前の会社やブランドであっても、
一度国外に出ればスタートアップです。
1年、2年耐えて耐えて3年目に日の目をみる
これが普通です。
最初の数年を耐え、地道に施策に向き合えば必ず成果が出ます。
自分のクライアントのビジネスとはどのようなものなのか
世界へボカンにはありとあらゆる業界・業種の企業様から相談をしていただきます。
その中には当然、これまで自分が関わってこなかった業界・業種の企業様もいるし、同じ業界でもターゲットが違えば施策の方向性やサイトの仕組みが180度異なることもあります。
デジタルマーケティングの定石の中で、私が最も興奮したのは
「Part3 定石を使って実践する」の章です。
基本的に自分の担当するクライアント様の業界、業種の理解は常々深めていくために行動していたつもりでしたが、それをデジタルマーケティングに落とし込んだ時に、まず何をするべきなのか、何がキーポイントとなるのかを改めて理解する事ができました。
クライアントの課題に向き合う中で、どんどんディープダイブして無意識のうちに視野が狭くなってしまっていた部分も、ここで一旦首根っこ掴まれてぐいっと戻してもらうことで見直す箇所が広くなります。
また自分が普段クライアントと話していることが、
・今必要な事なのか
・そこを変えれば売り上げが変わるのか
・そもそも今のフェーズでその戦い方があっているか
・現時点で追う数値はそれなのか
いろんなことを見直すきっかけになりましたし、
次はこの話をしてみよう、これについて聞いてみようというのも出てきました。
まとめ
私は「デジタルマーケティングの定石」をこのタイミングで読んだのは本当に正解だったと思います。
この世界に入って1年経って、業務にも慣れてきてマーケティングの考え方も少しずつ理解して、実践と失敗と成功を大なり小なりたくさん経験した今、この本の理解度はめちゃめちゃ高かったです。
何度も定期的に読みたくなる教科書のような本でした。
また迷ったときに、迷わなくてもこの本に帰ってこようと思います!
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