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日本の感覚、世界の感覚について書いてみる。〜東京とカナダ・キングストン〜

こんにちは。お久しぶりです。
企業のSNS活用を日本と海外で見ていこう!
と思ってましたがちょっとだけ寄り道します。w
今回の話題は日本と世界の感覚について、私の実体験をもとに考えてみようと思います。

日本と世界の環境の違いをなめちゃいかん

突然ですが皆さんの「隣街」はどこですか?
隣街の定義=最低限流行の買い物ができる街。とします。
ボカンのオフィスがある大塚の隣街は池袋です。

私が大学生の頃留学していたカナダのキングストンという街。
小さな街ですが、隣街はトロントです。
その距離242.2km。
東京から浜松くらいまでの距離です。

またカナダという国は真冬(1月〜3月)になると気温が-50度まで下がります。
冬が近づくと人々は家の地下室にある巨大な冷凍庫に大量の食料を
備蓄し始め、越冬の準備をします。
12月上旬には-20度くらいになるのですが
このくらいなら普通に外出できます。
てかヒートテック最強。まじ優秀です。
トロントやオタワなどの大きな街は
東京のように地下施設が充実しているのですが
キングストンくらいの街はそうもいきません。
こうして無事、12月末〜2月上旬は街から人が消えます(笑)

環境が変われば購買行動が変わる

では東京に暮らすAさんとキングストンに暮らすBさん
全く違う環境に暮らすこの2人の購買行動には
どんな違いが生じるでしょうか?

わかりやすくするためにこの2人が同じ経済レベルで
同じ新作のPRADAの財布を狙っているとしましょう。
2人とも認知のきっかけはネット検索や広告、SNSです。

東京のAさんはSNSで財布の雰囲気や大きさを確認し
ネット検索や各モールでワンチャン定価より安く買える可能性を探ります。とはいうものの偽物だったらキレそうだから慎重です。
散々悩んだ挙句、週末に銀座の店舗に実物を見に行ってその時は買わず
後日公式のECサイトで購入しました。
手元に届いたのは決済完了日から3日後です。
これは私の行動パターンです。

キングストンのBさんはどうでしょう。
SNSで雰囲気を探り、そのまま公式ECサイトに行きました。
ワンチャン定価より安く買える可能性を探らなかったのは
公式じゃないことで偽物や配送中の盗難リスクがあるからです。
Bさんはこれがこの国の治安だと知ってます。
(カナダはとっても安全な国です!)
本当は実物が見たいけど
PRADAの店舗は240キロ離れたトロントにしかないので
SNSでたくさん情報収集して意を決して購入しました。
手元に届いたのは決済完了日から1週間〜2週間後でした。

最終的に手元にお目当ての品が届いた事に変わりないのですが
これが真冬だったらきっとBさんはAさんより
2週間ほど早く行動を起こしている事でしょう。
クリスマスに間に合うようにゲットしたい!となると
もっと早かったはずです。

またこの2人の購買環境にはいくつか大きな違いがありました。

・実物を見に行ける環境かどうか
・ネットショッピングや配達に対する不安の大きさ
・季節によって変わる配達期間

こうしてみるとBさんのショッピング環境のなんと不憫なことか。。。
キングストンの顧客は常に不安と隣り合わせ
東京の顧客(私)は平和ボケ、安心安全の環境です。

越境ECは感覚のローカライズも大切

私たちは先人たちの「日本」ブランド確立に感謝しないといけません。
日本製だから大丈夫。日本のブランドだから安心。
それだけでとんでもないアドバンテージなわけです。
だからこそ気をつけるべきは、
日本の感覚は世界から見たら非常識
ということです。

この時代、日本もカナダもそんな変わらんやろ
と思いがちですが、世界は広いです。

マーケティングの世界に入ってきてまだ日は浅いですが、
あの時の生活は今の私に多くの学びや気づきを与えてくれます。

今日はここまでです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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