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「趣味を仕事にすると嫌いになる」は本当?
こんにちは、mkです。
よく聞く言葉があります。「趣味を仕事にすると嫌いになるよ」
でも、コーヒー好きが高じてコーヒー豆販売を始めて5年。結論から言うと、むしろ好きになった部分の方が多いんです。今日は、なぜ嫌いにならなかったのか、その理由をお話ししたいと思います。
「絶対嫌いになる」と言う人の共通点
まず、この「嫌いになる」理論について。面白いことに、これを強く主張する人には共通点があります。
- 実際に趣味を仕事にした経験がない
- 想像だけで語っている
- 人から聞いた話を再生産している
つまり、実体験のない「伝聞情報」なんですよね。
僕が嫌いにならなかった3つの理由
より深く知ることができた
趣味の段階では「コーヒーを飲む」だけでした。でも仕事にしてからは:
- 生豆の選び方
- 焙煎の技術
- 味の違いの理解
- 品質管理の知識
特に自分で焙煎を始めてからは、焙煎日を揃えた豆の飲み比べができるようになり、味の違いがより明確に分かるように。趣味の段階では気づけなかった「深み」に出会えました。
知らないことの発見が楽しい
「コーヒーについて詳しい」と思っていた自分が、実は氷山の一角しか知らなかったことに気づきました。
仕事として関わることで:
- お客様からの質問に答えるため勉強
- 新しい知識との出会い
- 疑問から調べる習慣
- 点と点が繋がる喜び
趣味だけでは、ここまで深く追求することはなかったかもしれません。
経済的な自由度
趣味を仕事にすることの意外なメリット。必要な道具や材料が「経費」として認められることです。
- ドリッパーや器具の購入
- 新しい生豆の仕入れ
- 勉強のための本や資料
- 道具のアップグレード
これらが「家計の圧迫」ではなく「事業の投資」として扱えるのは、大きな違いです。
仕事に適した「趣味の深め方」
実は僕、あまり「マニアック」な性格ではありません。趣味だけで深く追求するタイプではないんです。
でも「仕事」という目的があることで:
- 自然と知識が増える
- 学ぶ必然性がある
- 成長が収入に繋がる
- モチベーションが維持できる
むしろ、この性格だからこそ、仕事にすることで趣味が深まったのかもしれません。
大切なのは自分に合った形
「趣味を仕事にすると嫌いになる」というのは、一つの可能性でしかありません。逆に、仕事にすることで:
- より深い知識を得られる
- 新しい発見がある
- 経済的な制約が減る
- 趣味の質が上がる
という可能性もあるんです。
大切なのは、誰かの「べき論」に縛られずに、自分に合った形を見つけること。趣味を仕事にすることで、新しい楽しみ方が見つかるかもしれません。
コーヒーの世界は、仕事にしてからむしろ広がった。それが僕の5年間の実感です。
では、また。