普段の生活では見えてこない、高齢化について
1、都会に住んでみて
大阪市に住み3年ほどが経ちました。都会の喧騒から少し離れたやや閑静なところに住んでいます。梅田や難波にも自転車で行けます。
一方で少し郊外にでると、街を歩く方の年齢層が高くなるのを感じます。昔懐かしの商店街、夜は街灯がなく真っ暗な道。
けれど都会にいる僕にとって、日本の年齢層と人口のグラフ見たとき、日本の平均年齢が高く感じました。外で目に映る人々の層は若い人が多いからです。
そこで今回は目に見えづらい高齢化のことについてみていきます。
個人的なことですが、僕の親族は医療介護に携わる人が多く、子どもの頃から高齢化のことを肌で感じていたり、現場の声を聞かせてもらうことが多いと思います。
関わらない限りは目に写らないからこそ、知ってもらいたいです。
漠然と高齢化が問題視されてきているなか、どう僕たちは向き合っていくべきか、そこを考えられるといいなと思います。
※前提として
高齢化についての話は好きではありません。年配の方々がいるおかげで今の私たちがいます。
2、日本の高齢化
①高齢化について
日本の高齢化についての事実から見ていきます。
高齢化とは、高齢者の割合が人口の一定以上を占める社会を指し、高齢化社会とも呼ばれます。高齢化の要因としては、年齢階級別の死亡率の低下による65歳以上人口の増加と、少子化による若年人口の減少が挙げられます。
そして、日本は世界で最も高齢化の進んでいる国の一つとされており、2024年度の世界全体の平均年齢は30.6歳である一方、日本の平均年齢は49.9歳です。
※ちなみに日本の平均年齢は世界で第3位です。1位はモナコ56.9歳、2位はサンピエール島・ミクロン島51.2歳だそうです(どこだろう?)
日本の高齢化率は2023年時点で29.1%と過去最高を更新しています。
(高齢化率とは、全人口における65歳以上人口の割合です。)
【高齢化率の推移】
1950年:4.9%
1985年:10%
2005年:20%を超え
2023年:29.1%
2025年、日本の高齢化率は30%以上になると予想されています。
これは、団塊の世代が75歳以上となり、国民の5人に1人が後期高齢者(75歳以上)の超高齢化社会を迎えることを意味します。
②高齢化で課題視されていること(2025年問題)
2025年に日本の高齢化率が30%をこえることで起こるとされることをまとめて、2025年問題と呼ぶようです。
2025年問題と呼ばれるこの超高齢化社会では、
労働力不足、介護・医療現場の崩壊、社会保障費の増大などが起こると考えられています。
(1)労働力不足
2025年に505万人、2030年には644万人の人材が不足すると予想されています。2030年の予測値ですが、業種別に最も不足するのは「サービス」、次いで「医療・福祉」となっています。
(2)介護・医療現場の崩壊
後期高齢者が増えれば、介護・医療サービスを必要とする人も増えます。これに対応して、サービスの担い手である介護・医療人材を確保しなければなりません。しかし、必要とされる数の人材を確保できていないのが実状です。
厚生労働省によると、必要とされる介護職員数は、2023年には233万人、2025年には243万人となっています。ところが、2019年(約211万人)から2021年(約215万人)の2年間で約4万人しか増えておらず、人材確保が間に合っていません。
現状のペースでは、2025年には約20万人が不足する見込みです。このままでは介護体制が維持できなくなるため、早急な対策が求められます。
(3)社会保障費の増大
社会保障費とは、年金・医療保険・介護保険・生活保護などの社会保障制度に基づいて、国が支出した費用のことです。このうち、老齢年金や介護保険などの高齢者向けの社会保障費の支出の占める割合が非常に多くなっています。
国立社会保障・人口問題研究所が公表している高齢者関係給付費の推移によると、2021年の高齢者向けの社会保障費は、全体の60.1%です。
2025年には後期高齢者が増加し、高齢者に支払われる社会保障費は、さらに増加する見込みです。一方で、社会保障制度を支える現役世代は減少します。つまり、増加の一途を辿る社会保障費を、減少を続ける現役世代で支える構図になるのです。
3、どうするか(個人的に)
高齢化という現象があるおかげで、不安で今後のことをより考えられました。
若い世代になればなるほど今後の高齢化とそれぞれが向き合っていく必要があるように思います。
日本はこれから経済が衰退していくはずです。
人口減少による労働力不足と同時に、
高齢化による介護、医療などに対する人手の必要性が増していきます。
なので介護や医療に頼らずにいられるよう、健康であり続けたいと思います。
また、AIや機械化などが進んでいくことで、日本の人手不足が解決されていくことを望んでいます。
そんなときに、機械化などによって仕事を失う人も多く出てくると思います。
車の自動化がタクシー運転手にとってはリスクに感じられるように、システムの進化は一部の労働者の仕事の必要性を無くしていくはずです。
日本全体でみたとき、この現象は労働力を他の分野に再配分できるのでプラスですが、個人で見ると悲惨にも見えます。そんなことがこれから次々起こるのではないかと思います。
何が起きるかわからないなかで、現状の仕事がずっと続くと安心できないと思います。僕が勤める仕事の業界も徐々にシュリンクしていています。
とはいえ、なんとなく不安はあるが現状が大丈夫だから大丈夫と僕もなりがちです。
客観的に真面目そうに見えそうな記事なので、なかのひともしっかりしているに違いないと思ってもらえたらありがたいですが、残念ながらなかのひとは羊🐏のようにのほほんとしていますし忘れっぽいです。
なのでせめて、いろんな意味でしっかりしている人と一緒にいれるようと思います。
あとはまだまだ知らないことだらけなのでたくさん知りたいです。特に最近は農業と科学の研究や、人体の研究が進んできているようで面白いです。
4、さいごに(感想)
途中までいい感じに書いてたつもりですが、前章から自論語りおじさんになってしまったことを反省気味です。
これを書いた一番の理由は、相手のペルソナを想定してどんなことを書いたら役に立つだろうかを考えて書く経験を積みたかったのですが、慣れないのでまだまだ難しいです。。。
(ちなみにこの内容を書くのに4日間もかかりました笑)
けど久しぶりに書いてみて、やっぱり書くのが楽しくて大好きだなと改めて思いました。
また次も考えて書こうと思います。
ありがとうございました。