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日常4

先日、私の料理を食べたくないと言った輩がいた。
1人ではない。何人もだ。
私はそれが理解できなかった。
なので私は少しひねくれてしまった。

“料理とは何たるか。どうあるべきか“
これを伝えなければいけないと確信した。

おいしいかどうかは料理において問題ではないのだ。

_______料理概論_________

 まず料理とは奇妙なる冒険である。食材は時には呪術的な素材と化し、調理法は秘術であり複雑でなければならない。

料理の鍵は、通常の食材を非常識な方法で組み合わせることにある。
キャベツとチョコレート、魚介とバニラアイスクリーム。。。
これらは一見奇抜な組み合わせに見えるかもしれない。
だが自らの力で既成概念からの脱却を図り、未知との遭遇を味わうことこそが料理なのである。
料理がおいしいかどうかは問題ではない。
料理に向き合うなかで得られる経験が真の料理への味付けなのである。

 調理法もまた、反逆的であるべきだ。火を使うのは当然だが、それだけではつまらない。料理にダイナマイトやレーザービームを取り入れるなどするべきである。
調理器具すら、包丁よりもレーザーソードが必要であるかもしれない。


そして、最も大切なのは、
料理に秘密を宿すことだ。
食べ手が何を食べているかを解明することが難しいほど、料理は謎に包まれているべきだ。食べ手には、未知の世界への探求心を刺激させることが求められる。

料理は、常識にとらわれない魔法の宴である。
決しておいしさ云々の問題ではないのだ。

それだけを知ってもらいたい。

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