ENDROLL and ROLL
最後の瞬間真っ赤に染まって噴き出る赤がやけに綺麗で
白い壁に落書きした2人の名前消えてしまった。
流れ出るスタッフロール
暗がりの中立ち去ってゆく。
「明るくなるまでは映画なんだよ」
彼女はそう教えてくれた。
エンドロール刻まれたのは生きづらい世界に生きてた証
無様に転がれ!
無惨に抗え!
「最後のアレはどうゆう事?」って尋ねる前に
人差し指を突き立てて「シーっ」て君は可愛く怒る
映写のカタカタなる音の中
ひとり右目で涙を見せた
何かを思い詰めたみたいに天を仰いで
暗がりの中着かないライトを見てた。
エンドロールその瞬間はもう巻き戻せやしないのだから。
無様に転がれ!
無惨に抗え!
生きてく事を諦めるなよ!容易く簡単に。