『大辞泉』アプリの地図機能とタグ機能
大辞泉は辞書として言葉だけではなくて、付随するさまざまな情報もまとめている。たとえば位置情報だ。説明する言葉が、国や都市、または建物などを表す場合、それらが位置する緯度経度を付与している。ついでにいうと範囲情報、その国や都市などの領域を表す緯度の範囲と軽度の範囲もある。
そんなおいしい情報があったら、アプリとしては使わないわけにはいかない! というわけで昔から『大辞泉』アプリでは、一覧表示や語釈表示画面で、地図を積極的に表示している。語釈画面では、右上にあるトグルボタンを押すと、ズームイン/アウトを切り替えることができるよ。
そして最新の『大辞泉』アプリでは、これをタグ機能を絡めている! タグ機能は、タグを使っていくつかの辞書項目をまとめておくもの。タグに含まれる項目を、まとめて地図に表示できるのだ。
たとえば「ヨーロッパの国、地域」というタグがある。タグ画面で検索することで見つかるよ。それぞれの項目には、国旗の画像と地図情報がついている。これらを地図上で表示することができるんだ。地図上の国旗をタップすれば、詳細情報が表示される。
地図のスタイルを衛星写真に変更して、すべての国と地域を表示させてみよう。
これはもう地球儀だね! 詳細情報解説付きの地球儀だ。
地図情報を含むタグは、他にもたくさんある。たとえば「日本の世界遺産」のタグを開いてみよう。
そしてこのタグを地図で表示する。日本で登録されている世界遺産が一目瞭然だ。
やっぱり関西が多いね。世界文化遺産は、一つの登録に対して複数の建物などが登録される。大辞泉はそれらに対してかなり細かく立項している。地図で見るとよくわかる。
ということで、大辞泉の地図機能と、それを用いたタグ機能の紹介でした。
iOSアプリ『大辞泉 4.0』
動作環境:iOS 15.0以降
価格:2,080円
アプリ内課金あり