近所の高齢者住宅へ。
つぶやきにも書いたのだが、先週の水曜、飛び込みで近所の高齢者住宅へ出向いてきた。
以前から、窓際に様々な催し物のポスターが貼られていたことは知っていたのだが、勇気がなく片目に通りすぎていた日々。
気になる催し物のポスター写真をこっそりと撮り、水曜を待つこと数日。緊張しながらも向かった。
その催し物というのが、「脳トレやゲームや会話を楽しもう。誰でも無料なのでお越しください。」といった内容。
えいっと、入り口のドアを開ける。
受付の奥にいた女性に、ポスターを見て来た、という旨を伝える。
促されたのは、入口すぐの食堂であろうテーブルの多いホールである。
その片隅にいらっしゃったのは。。。
おばあちゃん、二人。。。
1人のおばあちゃん、が「先生」と呼ばれる企画運営の方であるよう。
もう一人のおばあちゃんが、入居者さんのようである(以下Aさん)。
まるで、私を珍しがることなく、「こういう頭を使わないとボケちゃうから。運動だけ行っていてもねぇ」と。
自分の名前記入を促され、早速開始。
間違い探しの紙を渡されて「11個見つけてね」と先生。
「あ、前の職場と同じ教材だ」と懐かしくなった私。
自分のボケ防止にもいいな、と思いながら真剣に取り組むと、最後の一つが意外に見つからない。
その後は、記号を組み立てて二文字の言葉を作る脳トレ。
これが、意外にも難しい。初めて行ったが、やや時間を要する。
先生は「私もこれは難しかったのよ。」等と言いながら、さも、慣れているわといった様子。
初めに来ていたAさんが「Bさん、まだ来ないんだけど。。ちゃんと約束したし、遅れはしないと思う人なんだけど。」と。先生は「散歩して誰かと話でもしてるんじゃないの?」と楽観的。Aさんは心配性か。認知の心配をしているようである。
しばらくして、Bさん現る。
寄り道をしていたとのこと。
このBさんは認知機能の衰え少なく、問題を比較的直ぐに理解し、スラスラと進めていく。
先生に話を訊くと、ご年齢は80代で、娘さんがまさかの作業療法士。今となっては過去だが、同職種である。市の養護施設で作業療法士として働いていると。
まぁ、今では沢山あふれかえっているリハビリ職員。
世間話は少なく、今度はオセロタイムである。
先生と私のチーム。入居者チームに分かれて行う。
入居者二名はオセロを知らなかったらしく、しかしBさんは理解力が良好であり直ぐに理解できていたが、Aさんは若干認知が進んでいるのであろう。Aさん任せであった。
「まずは覚えることから始めますよ。教えますから。」と、相手が有利になるように駒の置き方を伝えながら進める。
良い先生だなぁ、と思う。
私は元作業療法士らしくなく、本気で挑もうとしてしまう。
困ったものだ。
そんな様子を、受付の奥にいたお姉さんが「インスタに顔が出ないように載せても良いですか」と写真をパシャパシャ。
すっかり、終了時間を過ぎていて食事の時間間近になったようでお開きとなる。
入居者さん二人は「パンを売っていたり、バザーもやっているからぜひ来てね。好きだと思うよ。安いし良いよ」等と、話してくれ、自分の脳トレの紙に私の名前をメモまでしてくれた。
帰り際に「こんな感じで載せましたので」と受付のお姉さんがインスタを見せてくれた。うん、誰だかさっぱり解らなくて良し。
「こうやって地域の方が来てくださると、刺激になって良いんですよね。また是非来てください。」と。
私も、久しぶりに高齢者と関わり、改めてお年寄り好きだなぁ。と実感した。
うん。良い時間だった。
また行こう。パンは好きではないので買わないも、何らかの催しには参加したいと思った次第である。
最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
昨日の札幌は初雪が降りました。
10月の初雪は7年ぶりとのこと。
暖房代が本格的に恐ろしいことになってきましたよ。
皆様も、体調には気を付けて良い日になりますよう。