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1/3のつづき 彼女とは毎日ハグし合い たまに一緒のベッドに潜るようになった。 2人は目を閉じ 寝ずに一緒に過ごした。 友達なら、するんだろう することだから、とおもいながらも 背後から彼女を抱くわたしの手が 15センチ上にズレるだけで この関係は 終わるのだ。 柔らかくて温かいものを大切に抱きながら 鼻に当たるシャンプーの香りに 振り向かせたい狂おしさに 悶えた。 初めての性は 恐怖と混乱で幕を開けた。 なのに布団に潜ろうと誘うことを やめられるわけがない。
ここ数ヶ月のマイブームの始まりを羅列してみた。 8月 古典、地理、郷土史 6-7月 発達障害 3-5月 セクシャルマイノリティ 4月 グリーフケア -3月 哲学カフェ 1度関わったテーマは それ以降パッタリと途切れるわけではなく、 そこで出来た友人とは薄く広く繋がったりして 世界を広げ続けていく。 わたしの中はいつも何線か並走稼働している。 結果、深くて多様なテーマが並んでしまったが 駅から駅へと同じ線路の上にあるから辿りついた。 どれもこれも自分の線路の
「パンセクシャルで見た目は女ですが」 と話し始めた途端、 「大丈夫です。ちゃんと女の人に見えますから」 との言葉を貰ってからというもの、 こびりついた違和感は カサブタになった。 その違和感は、その時言語化できなかったが、 今はわかる。 見たものを そのままほんとう だ なんて思っていないし わたしはいつも好きな物を身につけている。 筋斗雲にのって空を旅している間に もうそれがいいって決めたのだ。 それは女的と言われる内容かもしれないが、 この肉を纏うじぶんが一番