How To 合同会社の設立と運営(設立編)
「合同会社」ってお聞きになり、どういうイメージをお持ちになりますか?
「株式会社」ならなんとなくわかるけど...。といった感じで、合同だから誰かと一緒(≒合同)につくる会社かなぁというイメージでしょうか。
おおよそ、そのようなイメージをもっていただいて構いません。
実は、株式会社と同様、合同会社も1人から設立できます(1人でもOK、二人以上(合同)でもOK)。
合同会社は2006年5月に施行された会社法によって生まれた新しい会社形態なのです。
だから馴染みが薄いのかもしれません。
しかしながら、ご存じですか?
Apple Japan、Google、アマゾンジャパン(俗に言うGAFA、Facebookのみ株式会社)、写真や印刷のコダックといった有名外資系企業や、スーパーの西友、動画配信サービスのDMM.com、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの運営会社であるユー・エス・ジェイまでもが合同会社です。
以下は、合同会社の総数と設立数です(2006年~2018年)。2012年あたりからグッと多くなってきています。
総数は68,300件。2018年の設立数は29,076件となっています。
※出所:登記統計 商業・法人(法務省)
ちなみに当社としましては、今年度は4月に1社、9月に1社、11月に1社の合同会社設立に関して、経営(起業)コンサルタントとして携わらせていただきました。
現在、合同会社の設立に関して色々な書籍やインターネットで調べることもできますが、設立後の運営のまで教えてくれるところは中々ないと思います。また、ネットでは誤った情報も見受けられますのでご注意ください。
今回の記事は、GAFAみたいに大企業ではなく、お一人で設立される場合や、ご夫婦やご友人同士で設立される場合を前提としております。
また、学生起業もいいですね。
※一から本気で設立することはもとより、副業として、また、個人事業主から合同会社として法人成りすることも可能です。
そういったことを踏まえ、今回、このnoteを見れば設立から運営まですべてわかるよう網羅したかたちとさせていただきました。
ということで早速進めていきましょう!
まず、以下に「法人の種類と特徴」を記載しました。
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