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マスク、買えないから縫ってみた。

 ひっでぇ花粉症なんですわ。

 もうね、10年以上前からアレルギー性鼻炎で耳鼻科のお世話になっています。花粉オフシーズンは就寝前の服用薬だけで済むものの、年が明けた頃から服用回数を朝晩の2回に増やし、2月に入ると点鼻薬が追加され、3月には点眼薬とうがい薬のフルセット、マスクを外して外出できるようになるのはツツジが咲き始めるGW頃という……(スギもヒノキも)

●マスクが買えない

 これね、割と絶望です。マスクを着けて外に出るのと、マスクを着けないで外に出るのと、帰宅してからのダメージが桁違いなんですよね。昨今のあれこれを余所からもらってきたくない気持ちが皆無というわけではありませんが、それ以上に日常生活を平穏に送るために花粉を体に入れない生活をしたいわけです。ほんと、マスク、たのむ、マジで。

●買えないなら縫えばいいじゃない

 ハンクラあるある、無ければ作ればいい思考。よぅし、明日のおやつはブリオッシュだ。それではご自宅にある材料でマスクを縫っていきましょう。

 今回、参考にさせていただいたのはこちら。みんな大好きユザワヤ! 公式YouTube! 作り方動画に型紙付き! ありがたいね!!

●では、縫います

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 材料はこちら。子供に小物を作ろうと思って買っておいたダブルガーゼにマスクのレシピがついていたので、子供にはそちらのマスクを作ることにしました。母であるムクさんの体質をそこそこ綺麗に継いだお子さん、アレルギーチェックはしておりませんが、そこそこの頻度で耳鼻科にお世話になっております。まだ幼いので、上手に鼻水を除去できず、鼻の奥に残った鼻汁が喉に落ちて咳き込んでしまうんですね。さすがに通っている園でも咳エチケットを教えているようで、子供自身が自らの咳を気にしていることもあり。

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 はい、どーん! 折って縫って計上保持材入れて縫ってゴム通して完成! やったねカンタンです!! (でも着用している姿を見て、お子さんにもプリーツ型を縫おうかな……という気持ちになってきています)

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 こちら、大人用。まぁせっかく自作するなら、無地じゃ面白くないでしょう? ということで、在庫から少々拝借しまして。

 しかし、だ。手元にあるマスク用のゴムは3m。お子さんマスクに25cm*2本を枚数分。これ、ムクさんの分のゴム足りなくないですか。よし、追加で買おう。(通販でポチー!)

 ということで、取り急ぎ足りそう且つ色が合いそうな2枚を先に仕立てることにしました。

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 柴犬とレーシーな水玉。布端を押さえるバイアステープも水玉。ええ、ムクさんは水玉病に罹っています。たまに発作が起こります。

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 裏には白いシーチングをあてました。裏写りとか透けが気にならない生地なら、そのまま1枚で作ってもいいんでしょうけれども。使える生地があるなら使ったらいいじゃない、と思いまして。

●参考作品との違い

 出来上がり寸と形状保持材ですね。配布型紙では横幅16cmだったのを、普段使っている使い捨てマスクの大きさを参考に17cmにしました。多少喋っても動かない、ちょっと大きめのマスクが好きなのです。そして動画では『セットアップテープ』という形状保持材が使われていましたが、今回使ったのはハマナカのテクロノートでした。こちらはワイヤー状なので縫い付けることができません。なので、5mm幅でステッチをかけてそこに差し込んであります。

●作ってみて、

 やってやれねぇことはねぇ。という気持ち。みんな、KKP #5『TAKE OFF』見よう。(動画リンク貼れなくてもだもだしております)(1記事につき動画1本しか載せられないんです?)(まさかね??) それはそうと、そう、作れないことはない。どこのご家庭にもある材料とミシンで、お好きなマスクが作れます★と申し上げたいところなんですが、おそらく普通のご家庭にテクロノートは無い……形状保持材って何だよって思いますよね、わたしもお子さんマスク用に仕入れるまで存じ上げませんでした。そして今回作ったのがプリーツ型なこともあり、アイロンを多用しました。あとはミシン様々です。あの量の直線縫いを手縫い……できないことはないと思いますが、結構骨が折れると思います。普段から刺繍や和裁をやっておられる、とかなら話は別ですが。

●布マスク、効果のほどは?

 昨今のあやつの対策としては全然、らしいですね。しかしながら、冒頭でもお話をしたようにムクさんの主目的は対・花粉装備なので。しかも帰ってきたらゴミ箱にポイするだけだった不織布マスクと違い、帰宅したら洗って(洗濯洗剤)、洗って(漂白剤)、干して、数回に1度は煮沸もしたいよね、という結構な手間。丁寧な暮らしに憧れる方にはオススメしてもいいんじゃないでしょうか。ものぐさなムクさんは一時の楽しみだと割り切ってオサレ……もとい、へんちきマスクを作りました。洗い替えのことを考えて、お子さんマスクは4枚、ムクさんマスクは6枚仕立てました。花粉がおさまる前に、布マスクに飽きる前に、安定した市販の使い捨てマスクの流通再開を切望します。

 長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。そろそろがまぐちの話がしたいですね。何か作ろうかしら。

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椋鳥小屋。
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