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新しい仕事のミスマッチ(6)

コロナ禍に始めた新しい仕事。

通常業務を覚えるのと並行して、コロナのため発生したイレギュラーな業務を進めていくのは大変な苦労がありました。

そのなかで一番大変だったとも言えるのは、

感染対策

です。

教室定員

言わずもがな、学校は多くの人が集まる場所です。

教室の広さに対して定員が決められ、コロナが流行る以前と比べて半分から3分の1程度しか入れなくなりました。

例年どおりの教室では授業ができないので、1から教室の割り振りをしなければなりません。

幸い、先生方をとりまとめる責任者の先生が割り振りを考えてくれましたが、実際に授業をする先生たちからの問い合わせを受けるのは事務の役割です。

「去年と同じ教室じゃない!(やりにくい!)」

「パソコンのない教室が割り振られ授業ができない!」

など、たくさんのクレームともとれる問い合わせ電話やメールが飛び交いました。

その度に責任者の先生(ネイティブ)になぜその教室割になったのか事情を詳しく尋ね、説明する必要がありました。

すべて英語です。誤解を防ぐために細やかな単語選びが必要で難しい業務ですが、一方でやりがいがあり、エキサイティングでした。

ですが!毎日がエキサイティング過ぎるのはさすがに体に悪かったと思います・・・

責任者の先生に「ジェットコースターみたいなタイミングに入職したね」と言われ、その時は(他の時期を経験していないので)ピンときていませんでしたが、こうやって振り返っていると本当に言いえて妙だな~とじわじわ理解できます。

入職当初は、昔バリバリ編集者をしていた頃の4倍忙しいと感じていましたもの・・・。

体を壊しお休みをいただくことになった当初、申し訳ない気持ちが大きく罪悪感ともいえるまででしたが、今はゆっくり休む以外に方法はなかったと受け入れています。

感染対策に話は戻ります。

教室の割り振り以外にも、やることは盛り沢山でした。

マウスシールドの購入と配布

先生と生徒にはマスクの着用を義務付けましたが、学校側でも何かしら対策グッズを配布する必要があるということになったのか、マウスシールドを購入することになりました。

事務方できっちり数を数え、先生方に渡し、先生方から生徒に配ってもらう流れに。

事務メンバーのパートさんが、きっちりと数を数えて先生に渡すだけになるよう準備し、チェック表も作ってくれました。

ですが先生たちの多くはアメリカ人・イギリス人で、あまり数を気にしない人が多いですし、チェック表に記入するなんて面倒なことは極力避けようとします。

そもそもマウスシールドの回収に来なければならないことを忘れる人のほうが多いくらいです。

実は、パートさんには数を数えたりチェック表を細やかに作る業務よりももっとやってほしい業務があったのですが、私はうまく指示ができませんでした。

というのも、そのパートさんの国籍は、日本以上に年齢の上下関係を重んじる国だったのです。

年齢を大切にするアジア人同士、役職は私のほうが上ですが、無意識に私が彼女を敬う形になってしまっていました。

日本で働いていれば、その人の年齢と性格、業務内容くらいを覚えていればある程度うまくやっていけることが多いものの、

加えて国籍とお国柄も理解し、おかしいなと思ったら都度しっかり説明しないとうまく回らないと感じる出来事でした。

全員日本人であれば、マウスシールドの配布なんて小学生だけでもできますよね。

日本って団結力と協調性の国なんです。

その他にも・・・

これまでのマニュアルが通用しないイレギュラー業務が目白押しでした。

・毎年学校で実施している英語の資格試験を、コロナ禍でどう実施するか考える

・夏休み恒例の英語合宿を開いていいのか検討する

・英語交流室をオンラインで開室する

・・・などなど、思い出せば切りがありません!

感染対策はこのあたりにして、次の記事ではこれまでに書かなかった細かいことで、これ大変だったな~!ということをポツポツ思い出しながら綴っていこうと思います。


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みきてぃ
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