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知ってるようで知らない言葉 〜濃縮還元(前編)〜

こんにちは!

前田です。

みなさんは、フルーツジュースはお好きですか?

オレンジ、アップル、グレープフルーツ、、、、、、などなど、いろんなジュースが売られていますね。

フルーツジュースを選ぶときの指標は人それぞれあると思いますが、「果汁何%か」を気にする人は、多いと思います。

なんとなくですが、果汁は多い方が、よりフルーツそのものをピュアに味わっている感じがしますよね。

この果汁◯%は、直感的にもわかりやすいかと思います。

しかし同時に、私は昔から不思議に思っていた言葉ありました。

それは、「濃縮還元」という言葉です。

今思うと、他にも、「知っているようで正しく知らない言葉」って、たくさんありますよね。

そのままでも生活に支障はないかもしれませんが、正しい意味をしることで、新しい世界が開けるかもしれません。

そこで今日は、この「濃縮還元」という曖昧にしてきた言葉を、ちゃんと調べることで、正しい知識にしていこうと思います。

あなたが今まさに手にしているその100%ジュースには、濃縮還元とストレート、そして生ジュースの3種類が存在します。
(引用元:https://macaro-ni.jp/37121)

まず最初に、ジュースには3種類の分類あるとのことです。
「濃縮還元か、そうでないか」の2種類だと思っていたので、ここでまず、1種類分の世界が広がりましたね。

ではその3種類について、詳しく見ていきましょう。

・濃縮還元タイプ
野菜や果物をすり潰して果汁の水分を飛ばし、5〜6倍まで濃縮させます。ペースト状になったものをその状態で冷凍保存。そして、商品としてボトルに詰めるときに濃縮したペーストに再び水分を加え、還元した製法で作られる飲み物が濃縮還元タイプです。
・ストレートタイプ
フレッシュな野菜や果物をギュッとしぼり、その果汁を低温で保存します。そしてそれを容器に詰めて出荷され、スーパーやコンビニの商品棚へ。熱を加えていないから、食べ物の消化や代謝に必要な酵素のパワーは健在です。加えて、素材そのものの味も香りも生きたままです。

つまり、濃縮還元タイプとストレートタイプは、保存期間が想定されているわけですね。

ではなぜ、濃縮還元という方法が存在するのでしょうか?

・保存がきく
果汁に熱を加えて水分を飛ばし濃縮すれば、微生物の繁殖を抑えられるから長期間の保存が可能に。しかも、通常の5〜6倍近くまで濃縮するから保管しておくスペースを取らない、というメリットもあります。

・低コスト
あなたが好きなオレンジジュースのほとんどは、生産量世界1位を誇るブラジル、アメリカで採れたオレンジがベース。現地で果汁をしぼって濃縮すれば、より多くのオレンジを日本に運べます。そしてあとは、日本側が出荷数に合わせて還元すればいいだけ。

・旬の味をいつでも飲める
春夏秋冬、食べ物にはその季節だからこそおいしく食べられる旬があります。その旬で採れた果物や野菜を濃縮して冷凍で保存しておけば、変わらぬ味をいただけるというわけ。この製法があるからこそ、年間通して変わらぬおいしさのジュースを飲めるんですね。

こうやって見ると、濃縮還元は、まさに人類の知恵の結晶という感じがしますね。

「より良いものを、より安く、いつでも消費者の元に届ける」

という理想のために、生産者・メーカーの方々が努力してきたからこそ、濃縮還元という製法が生まれ、私たちは美味しいジュースを味わうことができているようです。

しかし次に気になるのは、「濃縮還元して、フルーツの栄養価はどうなるの?」ということでしょう。

少し長くなってきたので、続きは後編で学んでいこうと思います。


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