選ばれるセラピスト・インストラクターになるための必要な5つの心得
私は、福岡市西区で女性のための整体・ピラティスサロンを営んでいます。
身体の痛みや不調を「薬や治療に頼らずに根本から変えていきたい」と思う女性に対して、保険診療では手が届かない身体のケアを「整体」と「ピラティス」を通して提供しています。
コンセプトは、「老化ではなく、健康になりながら美しく進化を続け、5年後・10年後も快適にやりたい事ができる身体と心つくり」です。
今年で5年目に入ろうとしています。
そんな私が5年間で感じたこと、今感じていることを
noteに記録しているのですが、
今日は、選ばれるセラピストとそうではないセラピストの違いは何なのかな〜とここ最近で感じたことを書きます。
まず!!!!!!!
個人として活動していくにあたって、お客様があなたを選ぶ理由はあなただからです。
あなたという人が選ばれないとあなたが届けたいサービスは売れないのです。
私も新人の頃は、担当だった患者さんに
”担当を変えてください”と先輩に担当を変えられ屈辱を味わったことがあります。
その時の悔しさは今でも鮮明に覚えています。
それから本当の意味で、目の前の患者さんと心から向き合うということを教えてもらったような気がします。
その後は、そういうことはなくなり、
むしろ”優里さんが担当になってください”と言われることも増え、独立した今、ありがたいことに当サロンのリピート率は80%以上と、これは我ながらこのサロンの誇りとも思っています。
(もちろんマーケティングの段階で、お客様を絞って自分の店にマッチしない人(どちらも幸せにはなれないようなお客様)は来ないような仕組みも大切だと思っています)
そんな私が考えるお客様から選ばれるセラピスト・インストラクターになるために必要だと感じる心得として5つのことをあげました。
※専門家としての技術的スキルは、最低限当たり前にあるものとしてお読みいただけると嬉しいです。
①ついつい話していて気持ちが良くなるコミュニケーション能力
当たり前のように、こういうサービス業って、コミュニュケーション能力は大切ということは教えられてきますが、それは当たり前のスキルと思っていて、お客様から選ばれるためには、そこからさらにプラス@の能力が必要になってくると思っています。
・お客様の会話をさえぎって、自分の話にすり替えていませんか?
・お客様は本当に言えたいことを言えていますか?
・お客様は楽しそうに、たまには悲しい、怒ってる、心から湧き出てくる気持ちを声に出せていますか?
この人ならわかってくれる。またこの人に話を聞いてほしい。そう思ってもらえると自然とお客様はまたあなたに会いたいと、予約を入れてくれるはずです。
②手段と目的を間違えない
うちのサロンは、「整体」と「ピラティス」がメニューにありますが、
「整体」や「ピラティス」をすることが目的ではないのです。
何なら、ピラティスをやりたい!というお客様の知り合いがいて、
「知り合いを連れてきたい」とお客様からご相談があったときもお客様の目的と
うちのサロンがずれているなと感じたら、
私の考えを説明してその方にあった場所をおすすめすることもあります。
(店の売上のことだけを考えるなら来てもらったほうがいいんですが、
それはお客様のためにはならないので、お断りします)
目的地は、「お客様が根本から健康になりながら綺麗になること」
「老化ではなく、進化し続ける身体を作ること」
「5年後も10年後もやりたい事が快適にできる身体を作る事」
このための手段が、「整体」や「ピラティス」であるだけ。
「ピラティスをすること!」「整体すること」が目的になっちゃうと、何しているか自分自身もお客さまもわからなくなって、気持ちの部分でも誤差が生まれ、それが気持ちのすれ違いを産みます。
あなたは、何のためにそのサービスを提供していますか?
お客様がなりたい未来への手段は何が最適ですか?
お客様はなんであなたのサービスを受けたいと思いましたか?
③本当の意味でお客様を見る力・お客様から聞く力
私たちセラピストやインストラクターって
身体の評価や動作分析を当たり前のように行う毎日で、
「立脚のこのタイミングで体がこうなり、」とか・・・
「骨盤底筋群の収縮が前より良くなってる」とか・・・
「この動きのこの角度で代償が起きてたけど前より代償がなったね。とか
よくこんな風な会話が専門家同士では飛び交いますよね。
もちろんお客様の身体を評価する上でそのような専門的な知識・能力は必要だし
専門家同士で話す時は求められる必要な会話です。
でもお客様が本当に求めているのは、
その立脚の初期・中期?のタイミングでの身体の状態が良くなることでも
骨盤底筋群の収縮が少し良くなることでも、
肩の挙上角度が少し上がったとか
そんなことではなくて、、、。
そんな事はむしろ何を言ってるかちんぷんかんぷんで、、、。
そんな小さな誤差はよくわからない。てなことはよくあります。
女性は特に、、、そんな専門的な微妙な誤差はどうでもよく、「要は生活が変わるか変わらないか」そして「自分のことをちゃんとわかってくれているかどうか」そっちのウエイトの方が多いと思っています。
お客様が本当は何を求めているのか?見ようとしていますか?
心の声を聞いていますか??届いてますか?聞こうとしてますか?
そしてもう一つ!
セラピストはよく、お客様に家でやってほしいセルフエクササイズをお伝えすることがあると思うのですが、「家で全然やれてません。」と言うお客様に対して、
「お客様、患者様が家でやらなかったからよくなっていない」という風に考えた事はありませんか??
お客様・患者様が「自宅でも自主練習、自主エクササイズ」ができなかった理由まで考えたことはありますか?やらなかったのか?やれなかったのか?
やらなかったなら、そこまでの必要性を感じていないのかも知れませんし、
やれなかったのなら、生活の中でのやれる範囲でのキャパを越えたものを課題として与えていたのかもしれないし、、、。
お客様には行動しなかった理由があるはずです。そこまで見ようとしていますか?お客様の本当の声聞こうとしていますか?
そこの、ここがずれると、
お客様は、「あの人はわかってくれない」になります。
④”私”も大切な1つの商品であることを忘れない
私は大切な商品です。
大切な商品を大切にできていますか?
自分自身の事を大切にできていますか?
自分に投資できていますか?
自信を持って、お客様の前に立ててますか?
私たちのサービスは”もの”ではなくて
”人”が生み出し、”この人”だから受けたい。と思うのです。
自分磨きなんて当たり前だし、
店頭に並べるものとして、自信を持って
お店に並べないといけないんです。
自分に自信がないなんてもってのほかです。
ラーメン屋で考えてみてください。
ラーメン屋の店長が「このラーメンはあんまり自信ないんだよね。」
なんて言ってたら、
絶対お金払って食べないでしょう。笑
”私””あなた”という存在は、それと同じですよ。
⑤お客様の大切な時間を頂いていることを忘れない
お客様は暇人ではありません。むしろ忙しいんです。
その忙しいスケジュールを調整して、1時間という時間を受けに来るには、出発時間から帰宅時間まで考えると何時間という時間を私のために逆算したり、消費しながら、お店、サロン、スタジオへ向かうんです。
子供がいたら尚更ですよね( ; ; )。
待っている側は、お客様がドアを開けたそこの場面しか見えないから
なかなかお客様がここへ来るまでの背景までを考え憎いですが、
ちょっとだけ、お客様のその前の行動を考えてみてください。
そのお客様対応のサービス時間、もっと心が引き締まると思います。
この気持ちがあれば、その1時間を最高なものにしよう。と自然と思いませんか?
適当な「ありがとうございます」ではなく、
こういう背景も考えて、「ありがとうございます。お疲れ様でした。」が言えると
もっと、あいさつにも気持ちがこもり、
その気持ちは自然とお客様には伝わっていると思いますよ。
偉そうなこと言ってますよね。(ワカル・・・。)
でもこれが私が大切にしていること。今まで大切にしてきたことです。
なかなか、お客様がついてくれない。。。と
悩んでいる人の何か行動を見直すきっかけとなってくれると嬉しいな。。。と思ってこの記事を書きました。
みんなに幸あれ〜〜!
あ、もしも個人事業主として、
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