子どもの頃に受けた評価に左右されない
「自分は無価値な人間だ」と思っている人があまりにも多い。
しかも、自分がそう思っていることに気づいていないことも多いのだ。
しかし、自分で気づいているかどうかとは関係なく、そのような考えは自分自身を害するものである。
私たちの行動パターンがどのように出来上がったのかというと、その大部分は子どもの頃に受けた、親や教といった権威者による教育の結果である。
権威者は私たちよりたいてい大きくて、強くて、賢かったので、私たちは「彼らを信じることが自分の最大の利益になる」と思い、実際にそうした。
しかし残念ながら、一部の権威者は自尊心が低く、「自分は無価値な人間だ」と思っていた。
一般に、人間の言動は、その日値小野自尊心の度合いに左右される。
権威者は、自分が子どもの頃に言われたのと同じことをあなたにも言ったにすぎない。
さあ、ここではっきりさせておこう。
彼らのネガティブな意見は彼ら自身に向けられたものであって、あなたとは何の関係もないのだ。
いつまでもそれに引きずられている必要はない。
地球上のすべての人は、平等に価値のある存在である。
自尊心を高めれば、それが真理であることがわかるはずだ。
「自分は無価値な人間だ」というのは、
子どもの頃に植え付けられた根拠のない思い込みにすぎない。