日曜日の夜の音楽: 細野晴臣 / HOSONO HOUSE
細野晴臣の『HOSONO HOUSE』はCDとアナログ(国内盤45回転2枚組と、Light in the Atticというアメリカのレーベルから去年出たUS盤の2種類)を持っている。みんなが大好きな名盤、だし、俺自身、何度も繰り返し聴いたのは事実なのだが、本音を言うと「このアルバム、大好き! 全部好き!」という情熱的な偏愛の仕方はしていない。
というか、細野晴臣に関しては、どのアルバムもそうで、好きな曲もあるけど、飛ばして聴く曲もある、みたいな感想を抱いてしまう(対して、大滝詠一には「このアルバム、全部好き!」というのがある)。そういう、全部、中途半端に好き、みたいな感じって細野晴臣以外にない。
こないだの日曜日は昼間にこのアルバムを通して聴いて、上記のようなことを思った。夜になって「「僕は一寸」っていい曲だなぁ、『HOSONO HOUSE』で一番好きだな!」という気持ちに急になった。コード譜をGoogleで探してギターで弾いていた。
最初のコードをストロークすると、アルバムで「ろっかばいまいべいびい」が終わり(あれ、録音がボソボソしててなんか変じゃないっすか?)、「僕は一寸」でいきなり空気が広々として、スカッとする雰囲気に切り替わる、あの感じに自分がなることができた。ちょっと飲みすぎていた。
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