同期の存在
先日、同期(卒業時期が一緒の身障領域急性期OT2年目)の仲間がZoom勉強会を開いてくれました。
勉強会の内容は、「リハビリテーションと目標設定」
目標設定の重要性について再確認することができた内容で、その中で特に印象に残っていることがあります。
それは、シェアードディシィジョンメイキングモデル
(Shared Decision Making Model)というもの
対象者と医療者が話し合いながら協同的に意思決定を行うモデル。
このモデルを私は、先日の勉強会で初めて知りました。
医療者でありながら知識不足である状態がとても恥ずかしいと同時に、もっとたくさん勉強をしなければいけないとも感じたし、もっとたくさん実践していかなければと強く感じました。
さて、なぜこのモデルが印象に残っているのか。
それは、私が現時点でこのシェアードディシィジョンメイキングモデル(以下SDM)を実践することができていなかったから。
精神科作業療法士として関わっている対象者に対して、個々で密に話し合いをしながら目標を設定していなかった。集団療法を行うことだけに精一杯で個別の対応まで手が回っていなかった。とてもマズイことだと痛感です。
だから私は、次の出勤日に早速上司にこのZoom勉強会で得た知識を発信しました。
そして、私が担当しているコグトレ(認知機能向上をめざす小集団のプログラム)でSDMを実践することが決定。
このコグトレのプログラムでは最近、参加者の個々の遂行能力の違いが目立ってきており、どのように集団で進行をしていくのか、ペース配分や難易度の設定等悩むことが多々ありました。
そのため同期からSDMの話を聞いたとき、「これ、やらなきゃだ。やっていかなきゃ。」と強く感じ、上司に相談。上司もSDM実践に対して協力的だったことがとっても嬉しかったし、これからはもっと対象者と向き合わなきゃ。と再度思ったなぁ。
精神科の作業療法こそ、常に勉強、実践しなければならないと私は思っています。
ただのレク屋には決してなってはいけない。
対象者と真摯に向き合う。
大切なことを忘れかけていた自分。
危ない。
そのことを思い出させてくれた同期に心から感謝。
一緒に学んでいけるって素晴らしいなって思ったし、同じ作業療法士として身体・精神関係なく切磋琢磨していける関係であり続けたいと思った瞬間でした。
明日、ついに面接を始めます。
ここからが第一歩。