自己紹介は、はじめの一歩。

「インプットするだけじゃなく、アウトプットもしなきゃだめだ」

「どんなことでもいいから、毎日発信することがブランディングに繋がる」

必要性はわかっていても、なかなか進まない。続かないもの。

しかし、今日久しぶりにお話した方に、こういわれた。

「美穂さん、毎日大勢の人の相談にのっているんでしょう?毎回同じこと言ったりしてない?そういうのを書けばいいのよ」

「言葉の表現は、その人の強みが出るから。同じことを言っていても全然違う風に聞こえるし、言う人によって耳に入ったり入らなかったりする。気にせず書けばいいのよ」

そんなアドバイスもあり、とりあえず日々の出来事をアウトプットする手段として、noteを始めてみることとした。


というわけで、自己紹介。

小林美穂です。

現在は、埼玉県狭山市という地方都市で、中小企業支援のコンサルタントをしています。「狭山市ビジネスサポートセンター」という市が誘致したセンターのセンター長です。

狭山市というと、「狭山茶のところ」という印象が強い方が多いと思いますが、実は工業団地が2つも市内にある工業都市。一時は工業品の生産出荷額が埼玉県内No.1になったこともあります。一方で、数年前に市内No.1の大企業・ホンダの工場が撤退することが決定されるなど、その規模は縮小傾向。工業を中心として住宅そして商業は発達していますから、工業の衰退は街の衰退にもつながる可能性がある大きな問題です。実際、私がご相談を受けた居酒屋さんや文房具屋さんは「これまではホンダの社員さんが仕事帰りに来てくれていたのに…」「社宅に住んでいた方が来てくれていたのに…」と売上減少の一因として話されています。

そこで作られたのが「狭山市ビジネスサポートセンター」。中小企業支援というと、商工会や商工会議所、金融機関をイメージされる方も多いと思います。実際、私も商工会議所の相談員の方や金融機関の社員の皆様と常に情報交換をしたり、時にはわからないことを教えてもらったりしています。だって「地域の中小企業を支援したい」という気持ちは同じですから。

では、なぜ当センターは新たに作られたのか?それは「売上向上支援を専門とする組織が必要」と市が考えたからです。もう少し具体的に表すと「売上向上に繋がる具体的なアドバイスをし、成果を上げるまで徹底的に伴走する」組織。商工会議所や金融機関がそれをやっていないとはいいません。でも、特にコロナ禍の現在、彼らの主要な仕事は「融資審査」や「補助金申請」になっていることは否めません。そして、これは平常時も大差ない。私も現場を見てわかったことですが、「融資審査」も「補助金申請」も、それなりに手間がかかります。こういった仕事をしながら、前述したように「売上向上に繋がる具体的なアドバイスをし、成果を上げるまで徹底的に伴走する」ことは至難の業です。なので、それを専門的に行う私たちのようなセンターであり、専門家が必要である、と私は理解しています。

もともと前職では10年以上、組織変革コンサルタントをやっていました。組織変革といっても人事や教育の仕組みづくりというよりは、現場の部署のマネジメントを観察し、実行力不全になっている部分を変革していくことで、経営層と握った定量目標を達成するための組織力を引き出していく、そんな現場ずぶずぶのコンサルタントです。主な顧客は大企業でしたので、中小企業をメインのクライアントにするのは初めて。当時から「1つとして同じ企業はない」と思っていましたが、今の仕事に就いて1年、目からうろこのことがたくさんあります。自分の力のなさを嘆くこともたくさん。

このnoteでは、そんな中でも必死にインプットした知識を整理してみたり、普段のクライアントからの相談からの気づきをアウトプットしてみたいと思います。まずは、気楽に。楽しんで。


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