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ビールも飲める古本とセレッソオリジナルグッズの店『FC.OITO』店主。平和な世界でサッカーを!!

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最近の記事

はじめての沖縄~辺野古②

ちゅらそばさんを後に、辺野古旧市街を抜けていく。 沖縄とアメリカが混ざったようなアンバランスさ、白っぽく朽ちていくような坂の多い街の中を、かっての社交街の雰囲気を探しながら、海に向かって彷徨った。 すると目の前に・・・は?え?なに?? で、覗き込んでみたら このときは知らなかったんですが、後から調べたらこの映画でした。なんと、今年日本映画最大級の話題作だったんですよ奥さん!  広瀬すずさん、居たら最高でしたねー 笑 思わぬウエストワールド?の出現に、少しちむどんどんし

    • はじめての沖縄~辺野古①

      辺野古です。 あの辺野古。珍しい地名だとおもいますけどほとんどの人が間違わず読めるくらいに有名ですね。 辺野古のことを書く前に、映画を1本紹介させてください。 『友よ、静かに眠れ』85年 監督:崔洋一 原作:北方謙三 キャスト:藤竜也、倍賞美津子、原田芳雄、室田日出男… もう匂い立つタバコの煙、流れるブルース。これはもう筋金入りのザ・ハードボイルドな作品であるわけです。そしてこの映画、なんと“オール辺野古ロケ”で撮られているんです。 ストーリーを簡単に言っちゃいますと。舞

      • はじめての沖縄~コザ

        嘉手納町にある「道の駅 かでな」にはぐるーっと回って到着した。そう嘉手納基地をぐるーっと回って。 道の駅の名前に「基地」「Base」の文字はないが、基地を展望することをうりに人を集めるために建てられたのは間違いがない。軍事基地の中を、これだけ自由に覗けて良いのかと正直思うが、見られる側にも理由はあるのだろう。 道の駅には、平和学習展示室も設けられていて、嘉手納町の歴史が戦前から占領後、そして現在の状況まで詳しく学ぶことができる。 嘉手納高校の学生が作成した「基地のある街」

        • はじめての沖縄~普天間②

          普天間基地の西側の緑地公園は森川公園 「沖縄の羽衣天女伝説」がある公園だとか。 時間の関係もあって小休止して足早に後にしたけど なかなか霊的な場所でもあったらしい・・・ と、いうことで先ずはランチにしようと普天間市街へ。 左にキャンプ・フォスターを眺めつつバスは到着したので向かいましたのは三角食堂。 ランチを終えて、次に向かうは普天満宮 旅に出たらその地の宮さんにお参りすることは欠かせません 返還されているとは言え、敷地ほぼキャンプ・フォスターの中に建立しているようなも

          はじめての沖縄~普天間①

          那覇空港でOKIKAを買って路線バスにRIDE ON! 向かったのは嘉数高台公園 かっての沖縄戦での激戦地。 日本軍はこの高台であの圧倒的な米軍を迎え撃った 今はアメリカ軍海兵隊の普天間基地の展望台として 観光バスも立ち寄る公園になっている。 私の日頃の行いのせいなのか 展望台は工事中で登れず 涙 その足元から望むことになりましたが・・・ 高台から下りて川を渡ると真栄原という街に出る ここはかって真栄原新地、真栄原社交街と呼ばれ沖縄最大の赤線地帯だったところ。 このあた

          はじめての沖縄~普天間①

          5月15日

          5月15日は 「Jリーグの日」 キラキラ輝くユニフォーム フラッグの波に鮮やかな国立競技場 この時まさかサッカーで 人生変えられてしまうとは想像もしてなかった 1993年 それから31年の今日 J60クラブのキセキ 5月15日は「沖縄本土復帰の日」 俺は小学四年生 記念切手に海洋博 何故にアメリカだったの沖縄は わからんままにめんそーれ 齢重ねて募る後ろめたさ 理由は己加担の植民地主義 1972年 そして52年経って今日 押付けたままの負担 日本人よ 声を上げよう。 5

          5月15日

          兵士は、国民は消耗品 

          Netflix版「西部戦線異状なし」を観る。 戦争が不毛の極みであり 人間の醜悪さそのものであるということを 改めて学ぶ 戦争の専門家の話などもっともらしくきこえるが そこから生身の人間の温度は感じられない。 消耗品として国に奉仕するのが国民であるなど 愚の骨頂の 怒髪天! 君のために死ねるとか 誰も喜びやしない 元自衛官の 増子兄ぃも叫んでるで 覚悟の意味をはき違えるな  これ けだし名言!

          兵士は、国民は消耗品 

          日本の「これから」の戦争を考える

          考えたくはないが 考えないわけにはいかない そんなやな空気漂うなかで、何気にド・ストレートな一冊にチャレンジしてみた。 著者は元防衛大学の防衛学教育郡戦略教育室准教授。 防衛学教育郡戦略教育室ってどんなとこ? っていうと こんなところです。 「防衛学の中心的な科目分野であ る戦略、作戦、軍事と科学技術を扱っている」つまり戦争本番を過去の実戦などの分析していかに勝つための作戦や戦略を学ぶところのようです。 この本もまさにそんな内容でした。 構成はこのような流れで 第一部「

          日本の「これから」の戦争を考える

          the 南海オークス

          ネットをぼーっと彷徨ってると 時に「おっ!」となるワードに出会う。 で、出会ってしまった「the 南海オークス」 なんよこれ? 南海ホークスのパロディ。どんなやつなんやろ? 難波の競馬ファンのおっさんか?と思ってつついてみたら。 パンク・バンド でした! リーダーらしいボーカルの顔見たら えらいおっさんで 聴いてみたら 親近感 爆  めっちゃ楽しい!! ホームは湖西市とある どこ? 滋賀県?  あ、静岡県ですか!  大阪ちゃうねんね  なんで南海 エンブレム

          the 南海オークス

          イサの氾濫

          沖縄から戻って来たら注文してた本が到着していた 『イサの氾濫』この物語の舞台は東北、青森八戸だ。 東日本大震災から約1年後、進学で出た東京でそのまま働くものの仕事も生活ぱっとしないまま40代になった主人公。彼は一度も会ったことの無い叔父の夢を観るようになる。 その叔父の名は勇雄、従兄弟は「イサのじちゃん」と呼ぶ彼は前科もある破天荒な乱暴者のイカ釣り漁師だった。震災後初めて故郷に帰った主人公の故郷の街での物語。 東北には縁をいただき、主に宮城の方に、震災後に何度か足を運ばせ

          イサの氾濫

          映画「戦雲」

          全国公開中の映画「戦雲」いくさふむと読む 沖縄県先島諸島の石垣、宮古、与那国そして本島 防衛三文書など 日本の防衛方針を受けて 今、これらの島には日本の自衛隊の増強が続いている。 その島に住む人々 主に自衛隊増強に反対の立場の人たちの 生活と声を8年の月日をかけて綴った作品です。 再び、先島諸島は 沖縄は戦場にされてしまうのか 国防のために それは止むをえないことなのか。 この問に すべて国民は考える立場にある これは私たちの国の 私たちの命の問題そのものだ

          映画「戦雲」

          “あいつ”寺田 農さん 逝く

          名バイプレイヤー 寺田農さんが亡くなった サッカー好きで ジェフの縁(えにし)深いファンであり 望月三起也氏率いる「ザ・ミイラ」のメンバーでもあった。 映画、テレビドラマでの活躍も幅広く 独特なキャラクターは物語を引き締め、彩っていた。 寺田農といえば 個人的には映画「肉弾」(1968年) この映画で演じた “あいつ” になる。 梅田にあったATGシアターでリバイバルを観て 岡本喜八にハマる入口になった大切な1本。 太平洋戦争末期 出来の悪い新米青年兵 “あいつ”

          “あいつ”寺田 農さん 逝く

          沖縄と自分 1-太陽の子

          高校の映画観賞会で観た(何年前よ!) 「太陽の子 てだのふあ」 原作は灰谷健次郎  監督は浦山桐郎 今思えば貴重なタッグだと思う。 沖縄にルーツを持つ神戸生まれの小学六年生の「ふうちゃん」 太陽の子(島言葉:てだのふあ)の様に明るい女の子が主人公。 お父さんには精神的な病があり、ある日自ら命を断つ。その背景を探すなかで、沖縄戦のことや神戸に住む沖縄の人たちの本土での立場や様々な歴史を知ることになって・・・ この映画で初めて沖縄と日本というものの関係やその歴史。琉球差別の

          沖縄と自分 1-太陽の子

          沖縄戦、遺骨なお眠る今

           沖縄で遺骨収集のボランティアに行った院生の話を聞いた。彼が遺骨収集に行った沖縄南部、糸満の海岸では少し人目につかなさそうなところからは簡単に今も遺骨が見つかるらしい。もう79年も前の戦争。遺骨は地中深く眠っているとばかり思っていたので、それはかなりの驚きでした。 そして3日前のこのニュース。 旧海軍司令部からも遺骨が出た話は彼からも聞いていた。 人も来ない場所ならまだしも、ガイドブックにも載っている「戦争遺構」の中が、何故今まで放置されていたのか・・・ 大いに疑問でし

          沖縄戦、遺骨なお眠る今

          12月5日 映画「日本沈没(1973)」

          12月5日 BSで放送があるらしい。 日本人のアイデンティティを問う映画としては永遠の名作。 その後何回も映画化・ドラマ化しているがそれは全くの別物である。 首都直下地震での丹波哲郎演じる総理の独白 列島最後の場面における小林桂樹演じる田所博士の叫び そして渡老人の「何もせん方がええ」 一生突き刺さる名セリフの連続に脚本家・橋本忍の凄さ炸裂なのです。 10歳の時に観てから50年、自身に問い続けている映画。 だから書いてます (笑) だからすべての日本人に観て欲し

          12月5日 映画「日本沈没(1973)」

          ミャンマー応援エリアから

          行ってきました。日本代表ワールドカップの初戦 アジア二次予選 相手はミャンマー代表です。 この試合を応援に来るミャンマーの人はどれくらいいるのだろう。そして、どんな雰囲気で試合を観るのだろう それを確かめたくて行った、久しぶりの日本代表戦。 買ったチケットは、アウェーエリア。 でも しかし 出会えたミャンマーの人は 残念ながら ひとりもいませんでした。 いやただ ひとり ミャンマー国歌の演奏の終盤 後ろを振り返ると ミャンマー人か日本人かは判りませんが ミャンマーの

          ミャンマー応援エリアから