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クラフトビールと福岡とリーズの交差点

先日、打合せで福岡に行きました。打合せ準備のために前日に前乗りし、夜はひとり中洲へ。普段、仕事で福岡に来ると誰かしら地元の人たちがいて、素晴らしいおもてなしをしてくれるので、ひとりで自由行動するのは初めて。そんなチャンスだからこそ、訪れたい場所がありました。1つは、はるか昔、はじめて福岡に来た時に連れて行ってもらった豚骨ラーメン屋さん、もう1つが太宰府にあるおしゃれなスターバックス。

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中洲からちょっと離れたラーメン屋さん「はっちゃんラーメン」に向かう道すがら、裏道を通ると目に留まったのが「Craft Beer」と書かれた看板と謎のネコのイラスト。一回は通り過ぎたけど、クラフトビール・ライターの端くれとして九州のビール事情もリサーチしておかなくてはと思い返し、お邪魔しました。カウンターのみのこじんまりした良いサイズ感。タップは10栓くらい繋がっていました。Jポップがガンガンに流れているのはご愛嬌。6種類くらいあったハウスブルワリーっぽいブランドのIPAを頼みました。ストレートな苦味が強めの発展途上なこれからに期待な一杯でした。

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ビールを飲みながらメニューをじっくりと見た瞬間に刮目。いちばん上にあるのがNorthern Monk、その下がNorth Brewing。どちらもfrom Englandと雑にくくられていますが、これ、どちらも自分が昨年住んでいたLeedsの街の誇る2大醸造所のものなのです。Leedsというイギリスの中規模の街の北側と南側にある、地元のBreweryです。2つとも今のところ東京でも見たことはありません。

「えぇっ!なんでLeedsのビールが福岡で飲めるの!?」動揺が隠せません。「もしや、この店員さんもLeeds大学に通っていた同窓生?そしてそこでクラフトビールに目覚めて地元福岡で小さな店を開いた?だったら話ふくらむわぁ・・・」そんな妄想ストーリーを抱えて話しかけてみたところ、、、普通にインポーターさんのオススメのものを入れたとのことでした。「同じ街にある2つのブルワリーが奇跡的にここに並んでいて!」と感動を伝えることを試みても、いまいち伝わっていない様子でした。

ここでふと気になってくるのがインポーターという存在。お店は、試飲できるわけでもなくインポーターさんのオススメを信じてケグを買うそうです。これまた妄想ですが、世界中を巡り美味しいビールを探し、これよかったっすよとオススメする仕事?羨ましい仕事すぎる。

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その後は、これまたふらっと入ってきた東京在住の陽気なフランス人と意気投合し「東京でまたいっしょに飲もう」と連絡先を交換。こういう出会いこそクラフトビールの醍醐味。一杯だけと思っていたけど、Northern MonkのSour Beerも飲んじゃいました。Leeds UnitedのホームスタジアムElland Roadから街の中心部までの長い道のりの途中の程よい場所にあったNorthern Monkの快適なTap roomを思い出させてくれました。これもまたクラフトビールの醍醐味。

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無事にラーメンをすすり、翌朝は太宰府のおしゃれスターバックスに行くこともでき、充実した福岡出張になりました。

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