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コラボビールの楽しみ方

クラフトビール業界にはコラボビールと言うものがある。ファッション業界で言うところの(だいぶ古い印象だけど)ダブルネームってやつだ。やはり、自分の大好きなBrewdogは率先してコラボレーションを展開していた。イギリス中のいたるところに(今日時点で49店舗)店舗を持つ彼らは、その土地の地元で頑張っているブルワリーをピックアップし、コラボビールを共同で作りCollabfestとして毎年イベント化している。

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選ばれた地元ブルワリーは名誉だろうし、クラフトビールファンとしては「あそことあそこが組んだ!?」と話題としては熱い。大量消費ビールを打倒し、クラフトビール業界全体の底上げを命題としているBrewdogのマーケティングと考えると実に素晴らしい施策だと言える。

ただ、、、確かにファンとしては夢の共演は熱いんだけど、正直、どう楽しんで良いのかがまだまだアマちゃんクラフトビール飲みの自分にはよく分からない。例えば、あのバンドとあのバンドがコラボとか、あのブランドとあのブランドがコラボと言われれば、それぞれの個性がどうぶつかってどうマリアージュするのか?という興味はあるし、それが見た目や音に分かりやすく現れる。ただ、これがビールとなるとなかなかどうして難しい。まず「あのブランドと言えば」と言うほどの強い個性を持ったブルワリーはほとんど思い当たらない。どこも1種類のビールを作っているわけではなく、味の個性を一言で語ることはむずかしい。また「とあるビールと」と「とあるビール」を混ぜたらこんな味になったみたいな単純な話でもない。

だいたい「船頭多くして船山に登る」とも言いますが、2人の醸造家が1つのビールを共同して作る様が、自分には想像できません。醸造家の方、いらっしゃったら詳しく教えていただきたいです。でも、醸造家の方にしてみたらイベントと思えば楽しいんだろうなという想像はつきます。イギリスでは、コラボレーションに合わせてオリジナルのかっこいいポスターなんかも作られていました。結論としては、収穫祭じゃないけれど、ある種のイベントとして、お祭りとして、「わー!」っとむずかしいこと考えずに飲んで楽しんじゃえば良いんだろうなって言うのが、自分の出したコラボビールの楽しみ方の結論です。

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今年のCollabfestではなんと、ついに日本代表としてUCHU BREWINGさんがBrewdogとコラボレーション。これは自分的には胸熱でした。例えるなら、応援していた日本のインディーズバンドが、本家のアメリカのモンスターバンドのアルバムの中で1曲共演したような状態です。詳しいバックストーリーまでは調べていませんが、山梨県の美味しい桃をふんだんに使ったのであろう、桃の香りが美味しいビールでした。2杯飲んでお祭りを楽しませていただいちゃいました!

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