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2006.09.20: バンコク(キング・パワー、ソウ・サン・サイ)
2006年9月20日 キング・パワー、ソウ・サン・サイ
寺巡りの後は貴金属店に直行、店の名前は “GEMS GALLERY”。店に入ろうとする時にツアーガイド嬢の携帯電話が鳴った。旅行会社の事務所から電話だと携帯電話を差し出すガイド嬢。何だろうと思いながら電話機を受け取ると、『昨夜午後、バンコク市内で軍事クーデターが起きたがツアーは安全にスケジュール通り実施されるので心配しないように。家族から安否を問う電話が入ったので家に連絡を入れてくれ。』という内容だった。軍のストライキではなく、クーデターが起こっていたのだ。バスでここまで移動してきたが市内の様子からそんな感触は全く伝わってこない。
携帯電話をガイド嬢に返し予定通り “GEMS GALLERY” に入る。ロビーで “Welcomoe Drink” が供され、上映室に通されてタイの貴金属の伝統と正当性を謳ったスライドを見せられる。演出がこっているなと思い振り返って映写室を透かし見ると、懐かしいコダック社製のカルーセルを六台使ったマルチスクリーン・スライドだった。宝石を使った貴金属のデザインはあか抜けずひたすら派手を競っているように見える。ずっと店員がついて来るが、こちとら金もないし、どれも好みではない。隣の部屋はタイシルクや銀の装身具など一般的な土産物を売っている。絵はがきを四枚、12バーツ(約36円)で購入する。購入手続きは数万円の買い物と全く同じで、店員が三枚複写の売上伝票を書いて購入者に署名させ、代金を受け取って商品と売上伝票の複写一枚を購入者に渡す。キャッシャーに残りの伝票と現金を持って行き釣り銭を持って戻り客に渡す。
絵はがき購入後はバスでツイン・タワー・ホテルに移動。一階のレストラン 「ゴールド・チーク・ルーム (The Gold Teak Room)」のカフェテリアで昼食。タイラーメンはグッド。タイ春雨はココナツ味で口に合わなかった。その他タイのお惣菜を数点とビール。昼食代金もツアー料金に含まれていた。ただしビールは実費。
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昼食後、連れて行かれたのは市内の免税店「キング・パワー (King Power)」。恐ろしくお洒落で規模の大きな免税店で、建物の壁がガラスで覆われている。中は冷房が効きすぎて寒い。
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入口を入ると丸天井の広々としたロビーで、片側のカウンターでパスポートを見せて買い物をする時に提示する買い物カードをもらう。
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今日の寺院巡りツアーはここで自由解散。ホテルまで送ってもらう選択肢もあったが早く街に慣れるには自分の足で移動するのが一番だ。エスカレーターで二階に上がる。エスカレーターを降りると正面の壁にプーミポン国王(ラーマ九世)とシリキット王妃の大きな肖像画が架けてある。
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二階通路の両側は高級ブランドショップが並んでいるが、客の姿が少ない。
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二階には見るべきものがなく、一回りして売り場中央のエスカレーターで一階におりる。土産に象のチョコレートを六箱購入。現在プロモーション中ということで一箱おまけで七箱。さらに 15% オフで 1,188バーツ(約3,564円)で消費税は無し。タイクッキー一箱、390バーツ(約1,170円)。セラミックの象825バーツ x 2 = 1,650バーツ(約4,950円)、象のおまけで象の器に入ったキャンドルが一個、消費税7%込み。ジューススタンドで一休みする。さすがに果物王国、ショーケースの中は名前を知らない果物が並んでいる。
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建物はモダンできれいだが客への対応がまだまだだなと感じられた。商品の説明を求めてもこちらに分かる言葉で説明を受けることができなかったり、買った品物を持ってレジに行っても品物の包み方が雑で全く訓練されていないことが分かる。ここは外国人が客の免税店じゃなかったのか?
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免税店を出るときに土産に象のぬいぐるみをくれた。もちろんここで買った品物は空港で出国手続きをすませてから引き換え券と交換で受けとることになる。キング・パワー玄関前から無料のトゥクトゥクで直ぐ近くのセンチュリー・モールまで移動。
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センチュリー・モールに隣接しているヴィクトリー・モニュメント駅からプロームポン(Phrom Phong)駅まBTSに乗ってホテルに戻る。BTSスクンビット(Sukhumvit)線は文字どおりはスクンビット通りの上を走っている。BTSの自動改札機は開閉時間が短いので通過する時は気をつけるようにとガイドブックにあったのだが、初めてこの改札機を通る時に挟まれてしまった。自由解散する時にガイド嬢から渡されたBTSの乗車カードは100バーツ(約300円)のものでツアー料金に含まれていた。
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プロームポン駅からベンチャシリ公園(Queen Sirikit Park)を抜けて裏口からホテルに入る。ホテルに戻ったのは6時半頃。シャワーを浴びてからロビーに降りインターネットに接続。無線LANだ。メールをチェックしたり送信している最中にソフトウエアがしばしばハング・アップする。接続料の他に回線使用料もチャージされるているのにこんな状態では快適とは言えない。二十分ほどでやめて部屋に戻る。六時頃、散歩兼夕食に外出。ベンチャシリ公園では若者達が照明設備のついたコートでセパタクローに興じている。初めて間近に見るスポーツだがまるでアクロバット球技。
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ベンチャシリ公園からスクンビット通りに出て西(左)に行く。そのままスクンビット通りを直進すればアソーク(Asok)駅の前に出る。ベンチシャリ公園からいくらも歩かないうちにニューハーフ劇場で有名なマンボ(Mambo)の前に出た。
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興味がないので素通り。夜のスクンビット通り界隈はここで暮らしているという風情の白人の姿が目につく。スクンビット通りからソイ(Soi)22(幹線道路から脇に入る道にはSoi XXと番号が付いている)を左折するとホテルの正面玄関に出るのだがここを通過。もう一本先のソイ20を左折してみたが人通りも少なく気になったレストランは一軒だけ。奥の方はホテルばかりが並んでいるだけ。
バンコク市内を回ってみて気になったのが公衆電話機。デザインが多様なので紹介する。一度も使用しなかったので全てが同じ電話会社のものなのか、通話の種類によって異なるのかは分からない。
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ソイ20をスクンビット通りの近くまで戻る。先ほど目をつけておいたタイレストラン「ソウ・サム・サイ (Saw Sam Sai / Soi 20, Sukhumvit Road)」に入る。先客は一組だけ、外したかな?
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メニューを見てウエイトレスとアアデモナイ、コウデモナイと始めたが通じない。ウエイトレス嬢が奥に引っ込むとたっぷりした体格のマネージャーらしき女性を引っ張ってきた。やっとメニューの説明を聞くことができた。
うるさく細々聞いても丁寧に説明してくれるが、いくら説明を受けても海老だのポークだの、スープだのフライだのくらいまでしか分からない。材料の名前も調理方法もろくに理解できない。ままよ、海老とポークとサラダを選んで注文する。注文が終わると直ぐに調味料セットが出てきた。調味料が入っているグラスが並んでいるのはよく見ると日本のお重のようだ。
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ソウ・サム・サイは持参したガイドブックには載っていなっかったがお勧め。料理はトムヤムクンスープも含めて四品。ビール、デザートとアイスティーも頼んで830バーツ(約2,490円)で満足。「ソウ・サム・サイ」とはタイの伝統楽器で胡弓に似た三弦楽器のことだと教えてくれた。
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ソウ・サム・サイを出てホテルに戻る。ホテル前の道(ソイ 22)でインターネット・カフェを見つけた。店の黄色い看板に “Internet” とあるだけ。1分1バーツ(約3円)、最低チャージ20バーツ/20分(約60円/20分)とあった。一時間利用しても180円。ホテルよりも随分安い。一度利用してみよう。部屋に戻ったのは九時過ぎ。テレビのニュースで時々今朝方起きたクーデターのニュースを流しているが、街中を歩く旅行者の一人として緊迫した雰囲気を全く感じなかった。
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