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2003.07.17: カルガリー(チェスター・レイク)

2003年7月17日 チェスター・レイク、バーン・セツコ夫妻

相変わらずの遅い起床で9時30分にベッドを出る。

メール処理、写真の整理で午前中を過ごす。アンドレアは試験を受けるために朝早く出かけた。
9時からヘレナが地元新聞社のインタビューを受けている。今度の日曜日に掲載されるらしい。
12時にスコットの運転で、ヘレナと私それにロスコーを伴いトランス・カナダ・ハイウェイをチェスターレイクに向かう。

トランス・カナダ・ハイウェイをチェスターレイクに向かう。

トランス・カナダ・ハイウェイを外れて40号線(カナナスキス・トレイルKananaskis Trail)に入り、さらに742号線に入ると未舗装で砂埃が凄い。チェスターレイクに向かうハイキングコースの入り口駐車場には2時過ぎに到着する。

ハイキングコース入口の駐車場。

“You are in Bear Country!” という大きな標識も立っていて、カナディアンロッキーのど真ん中にいることを実感する。
スコットはハイキングが趣味だと言うだけあって恐ろしく足が早い。歩き始めて間もなく姿が見えなくなってしまた。

カナディアン・ロッキー・トレッキング。

森のの中を行くことおおよそ一時間余り。

貸し切りのカナディアン・ロッキー。
多分、氷河の跡。

3時過ぎにチェスターレイクに到着。周囲は雪解け水が集まって湿地帯を作っている。

チェスターレイクの湿地帯。

冬はクロスカントリースキーをはいてこのコースに入るのだと言うスコット、ヘレナお気に入りの場所だそうだ。

チェスターレイク。
チェスターレイク。

早速靴を脱ぎ冷たい湖水に足をつけながらランチにする。ヘレナ手作りのサンドイッチで腹ごしらえをする。永く足を入れていられないくらい水が冷たい。ロスコーも水に入ってはしゃいでいる。

泳げないのに水浴びが好きなロスコー。

ここは観光ツアーのコースに入いっていないようで、日本から持って来たガイドブックにも載っていない。

足を湖に浸けて一休み。

ランチの後、湖の周りを一周する。まだ雪の残る所もありスコットとヘレナは即席の雪合戦に興じている。

湖の周囲の一部に残っていた雪。

湖岸の大きな石の上でルアーを楽しむ人もいて、大きなマスがかかる度に大きな声で喜んでいる。水面を透かして鱒の姿が湖面に映る。湖を一周したところでさらに奥にある岩場に向かい、ここで一休みしてから帰路に着く。

チェスター・レイク周辺の岩場。

途中で石ころを並べた矢印を見つける。直ぐ側には道標がたててあり矢印の先が近道になっている。駐車場に戻り着いたのが5時30分。そのままカルガリーに向かう。

近道を示す路上の矢印。
矢印が示していた道。

7時帰宅。直ぐにシャワーを浴びて、バーン・セツコ夫妻の自宅に招かれて夕食に行く。バーン・セツコ夫妻の家は岡の上の住宅街だ。

バーン・セツコ夫妻の自宅。ここが二階になる。

食事はセツコ夫人の手料理でカフェテリア・スタイル。各自で好みの料理を取り分けダイニングテーブルで楽しむ。食事をしながらのセツコ夫人の思い出話が面白かった。彼女は美大(専攻は版画)を卒業して、米国のアート・スクールで学んだそうだ。日本に帰国してからバーン氏に出会い、初めてカルガリーに来た時の話は、皆、笑いが止まらなかった。
ドレスにハイヒールという盛装でバーン氏に会いに行ったセツコ夫人、連れて行かれた所は牧場。足下は文字どおりの泥んこ。どこも牛ふん、馬ふんでとてもハイヒールで歩けるような所ではなかったと、バーン氏を恨めし気に見つめながら語る。
食後はベランダに出てデザート。バーン氏はガルフ石油の技術者でロシアを初め世界各地で仕事をしてきたという。その頃の話が中心で、ソビエト時代のレニングラードの様子や、ものを買う時はルーブルよりもタバコの方が役にたったと言う話がおもしろかった。

バーン氏、セツコ夫人とヘレナ、スコット。

時間とともに気温が下がり寒いくらいだ。バーン氏からジャケットを借りて羽織り会話を続ける。すでに夜中を回る時間だ。この日も0時過ぎに帰宅した。写真やメールの整理をしてベッドに入ったのは1時30分を過ぎていた。
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