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001-10: 蘇州(周庄鎮)

2002年8月16日 周庄鎮 (Zhōu zhuāng zhèn)

ビル・リンさんが朝7時15分過ぎに車でホテルに迎えに来る。上海から車で約1時間余りのところにある水郷古都「周庄鎮」に連れていってもらう。

芝居の舞台のようだが何の建物か忘れてしまった。
舞台をぐるりと囲むように建つ建物はこの辺りでは規模が大きいが何だろう。
沢山の旅行者がこの橋で記念写真を撮っているのでのでこれが富安橋かもしれない。

上海市の郊外、淀山湖の向う側の畔にある周庄鎮は900年以上の歴史を持つ水郷古鎮で、元時代の大富豪、瀋万山が白蜆江から水運のために水を引いたのが始まりだという。

水路はいまも生活の場になっている。

千近くある住宅の6割が明時代に建てられた ものだ。
古い家並みと入り組んだ水面が理屈抜きに気持ちをホッとさせて くれる。
早朝出発は静かな佇まいをゆっくり見学するための配慮だった。

狭い水路にも船が入る。たどれば海に出るのだと思うと気持ちが膨らむ。
軒先の赤い灯籠はこの時期が盂蘭盆会だからだろうか。
大きな家は水路を家の中にまで取り込んでいる。ここは張庁だっかかな?
瀋万山の子孫の住居跡、瀋庁。ここは応接間。
瀋庁の台所。飾り戸棚のように見えるが竃で焚口は裏側にある。
瀋庁の二階は回廊で繋がる広い空間になっている。瀋氏の娘の寝台。
寝台の脇に重厚な机。
瀋氏の執務室。右の壁、団扇の隣に古い算盤が下がっている。
瀋氏の寝台。
寝台には細かな彫刻が一面に施されている。
回廊の窓の外は、数百年前と変わらない佇まいを見せる。
水路を巡る観光遊覧船の乗り場。
水路を塞いで奥まで続いている観光用の乗合船。
古さが滲む家並みの裏側。
水路から周庄鎮。
古いものは元時代(十三〜十四世紀)に作られた橋もある。
観光客で賑わう前の運河の畔、脚を洗う女性が一人。
水路に沿うようにして伸びるアーケードには商店が並ぶ。

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