2003.07.25: 北京(九華山庄)
2003年7月25日 九華山庄
今回の出張の大きな目的は昼過ぎまでに片づいた。
昼食後、そこから歩いても行かれるというので雍和宮(Yonghe Gong)を見学する。北京最大のチベット仏教(ラマ教)の寺院群だ。漢、満州、蒙古、チベットの各民族の建築様式が渾然一体となっており独特の雰囲気だ(2005年3月に再訪している)。
今夜は今回の仕事の関係者が一堂に会しての会食が予定されている。会食の会場でもありこの日の宿泊先でもある九華山庄国際保健倶楽部(Jiuhoa SPA Resort)は、北京市内から車でおおよそ1時間30分程の郊外にある。夕方の交通渋滞に捕まると予定の時刻までに会場に着けないと言うので雍和宮の見学を駆け足で済ませて、Billさんが用意してくれた車で九華山庄に向かう。
市内にいた頃は降り出さずにいた空だが九華山庄に向かう途中から霧雨になった。九華山庄の中は大変に広く、カンファレンスホールや会議室、スポーツセンターなどが広く点在している。宿泊施設の前には中国風の門が建っている。
後で分かったことだが九華山庄国際保健倶楽部は全体が15の区画からなる大きな施設だった。九華国際体育館や国際会議場も併設されている。温泉も有名でたくさんの露天風呂(温泉)があり好みの風呂に入れるという。
一区画に5棟から8棟のコンドミニアム風の建物があり、一つのコンドミニアムには5つから6つの客室がある。私達は九華山庄右奥の第五区、染秋園の5号館に宿泊した。
染秋園(第五区)の入り口門に続く遊歩道と大きな柳が、折りからの小雨に濡れて印象的な佇まいだ。
露天風呂から左に折れて遊歩道をさらに奥に進むと左右飛び飛びに宿泊施設と付属の露天風呂が並んでいる。
遊歩道の奥に霞んで見える大きな建物も九華山庄の施設のひとつでリクリエーションセンターだ。宿泊施設に挟まれていろいろな大きさと種類の露天風呂が散在する。夜は遊歩道沿いを九華山庄専用の黄色いバスローブを着た大勢の人が行き交っていた。職場の研修できている人と思われる人達や大家族連れにもたくさん出会った。
夜7時頃から始まった九華山庄内の中華レストランでの会食も無事に終わる。
会食後は一人一人に用意された部屋に入る。部屋といっても中に入ると三部屋もあり、一人で泊まるには広すぎるスペースだ。これにキッチンと洗濯機があればコンドミニアムそのものだ。普通は家族連れが利用するのだろう。
ビルさんからは温泉にはいるなら水着を忘れずに、と聞いていたので用意してきたので、夜の11過ぎに一番大きな露天風呂に出かけた。染秋園で一番大きな露天風呂だという露天風呂湯温も丁度よく、大勢の人が楽しんでいた。もちろん全員、水着姿だ。
明朝は8時に九華山庄を出発して万里の長城に行くことになった。
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