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2008.08.24_1 北京(新幹線)

2008年8月24日 新幹線

朝7時過ぎにSolo IIを出てタクシーで北京南駅へ向かう。
北京駅は天津行きの新幹線「京津城際鉄路」の路線上にはなく、始発駅は今月(2008年8月)から営業が始まった北京南駅。京津城際鉄路も北京南駅の開業と同時の運行で、どちらも北京オリンピックに合わせて準備が進められてきた。

昨年3月にひょんな事から天津で一泊している。その時は帰国する便を捕まえるために市内を見学することもなく、北京国首都際空港に向かってしまった。

タクシーが天壇公園にさしかかった所で大がかりな交通規制にぶつかり大きく迂回させられた。空にはバタバタとヘリコプターの姿も見える。北京オリンピック最終日の男子マラソンのコースが近いための交通規制だった。タクシーの窓から沿道に小旗を持った市民が溢れているのが見えた。

大きく迂回させられたが8時前には北京南駅に到着。タクシーを降りての第一印象は『新しい空港』だった。

アジア最大の鉄道駅といわれる北京南駅の正面玄関。

ここでも駅構内にはいるときに荷物チェックがある。
駅の内部は空港ビルのような印象で明るい。北京駅は大きなローカル駅という印象だがこちらはずいぶんモダン。

空港にいるような錯覚に陥る北京南駅構内。
航空便のような列車名が並ぶ時刻表。

改札口前の広いコンコースに丸テーブルと椅子が並ぶ一郭がある。誰でも自由に利用できる待合所だった。ここならベンチなどよりよほど寛いで発車を待つことができる。

駅の構内とは思えない待合所。
朝食代わりのお粥の缶詰と、北京では有名なお茶「王老吉(Wanlaoji)」。
お粥をすくうスプーンはキャップの内側に仕込まれていた。

列の先にある空港の搭乗口のような入り口を入ると、直ぐに自動改札機がある。ドアの上の数字がプラットホームの番号。

空港の搭乗口のような改札入り口。

「北京南→天津」の乗車・座席指定券は片道58元(約928円)。

切符の右下に「和諧号」(調和/ハーモニー号)とある北京新幹線の切符。

9:00出発。
改札口は自動、側に女性職員が立っていた。オレンジ色の自動改札機は日本の新幹線のものより小型で短い。

青い矢印の先にあるスリットに切符を入れる。
エスカレーターでプラットホームへ。
向かい側のプラットホーム。

乗車する「和諧号」の先頭部は記念写真を撮る旅行者の群れで、とても車輌だけ撮影することができず、反対車線に入っていた車輌を撮影した。

和諧号。
満席の車内。通路を挟んで二列と三列の座席は日本と同じ。

走り出してからしばらくすると、女性乗務員が水のペットボトルを配りに来た。切符の検札は天津に着くまで無かった。

車内で配られた水。

ドアの上に設置されたディスプレイに刻々と変化する現在速度が表示されている。北京→天津間で表示された最高速度は335km/h。

揺れもなく窓の外を流れてゆく景色が大きいのでその速さを体感することはない。日本の「のぞみ」が東京→新大阪で出す最高速度270km/hとの違いも感じられなかった。

ただ今時速332キロメートルで走行中。

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