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2004.04.29: 台北(白鷺鷥山、南港軟体園区)
2004年4月29日 白鷺鷥山、南港軟体園区
6時前に眼が覚めた。部屋の窓から外を除くとホテルに隣接したマンションと庭が見える。眼下の庭はホテルの庭ではなく隣のマンションの庭だった。
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オフィスに行くまでにはまだ大分時間があるのでホテルの周りを一回りしてみる。ホテルのフロントで聞いてみると15分くらい歩くと大湖公園という大きな池のある公園があると言うのでおおまかな方角だけ聞いて出かける。ホテル前の交差点は信号で止まった出勤スクーターが群れている。
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成功路を北に向かう。道路の右側はマンションが並び左手は濃い緑に包まれた小山になっている。空の観光バスが何台も走り過ぎてゆく。成功路を麗湖大飯店のある方角に振り返る。左側に並んだマンション群の先にホテルがある。この道の右側は小山になっている。この界隈は日本でいう億ションが立ち並んでいる。IT関連事業で成功した若い経営者や金融関係者、芸能界の売れっ子がたくさん入居していると後になって聞いた。
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マンション群を過ぎた辺り、左手の小山の中に大きな青い実をつけた木生えている。食べられるのか、甘いのか? ここが南国であることを思い起こさせる。
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木の実を過ぎて直ぐの左手に小山の中に入ってゆく小さな道が見つかる。
ホテルのフロントで「ホテルを出て10分ほど歩くと左に入る道があり、そこを曲がると大きな池のある公園があるから行ってみるといい」と教えられていた。とりあえず小道を折れてみる。小径は表通りからすぐに上りになり、古い石垣も見える。
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ここが都会の真ん中とは思えない。
何か勘違いをしているようだと気づいたのは山の頂上に着いた時だ。小径に入った時は、きっと池は山の上にあるんだろうと思い込んで歩き始めたのだが、おおよそ1時間近くかかってたどり着いた頂上は狭く、朝の体操をする人達がいるばかりだ。後で、とんだ思い違いをしていたことが分かった。帰国してから調べたらこの山頂は白鷺鷥山という小山の頂上だった。
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池は無かったが頂上からは朝もやにかすんだ山の重なりが見えた。文字どおり薄墨で描いたような眺めが展開されていた。思い違いにせよ上ってきてよかった。
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足元を見下ろすと成功路と水面が見える。水はホテルのフロントで教えられた池か?
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会議初日から遅刻するわけにも行かない。山を下りて上ってきた道を下りてホテルに向かう。上りと下りで景色が違うのは日が上ってきたからか、緑が眼に眩しい。
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山道を下りきった所に屋根に派手な飾りを載せた小さな祠があった。福裕宮と老公祠だった。
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思いがけない結果になってしまった朝の散歩からホテルに戻り着いたのが8時頃だったか、急いで朝食をすませて会議の待つ職場に向かう。ホテルから職場のある南港軟体園区 (Nan Gang Ruan Ti Yuan Qu) までは麗湖大飯店が運行しているシャトルバスで10分とかからない。南港軟体園区は台湾政府によって再開発されたIT関連企業向けの企業団地のような所だ。
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近くに貿易センタービルも建設され、地下鉄と新幹線の駅もできるそうだ。
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ワークショップは朝9時30分から夜8時まで、各部門の担当者から業務状況の報告が続く。。
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ワークショップ後はエミー(社長)さんが台湾料理店「青葉」で労ってくれた。長い一日だった。
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