2003.07.12: カルガリー(ボウネス・パーク)
2003年7月12日 ボウネス・パーク
9時過ぎにベランダで新聞をながめながらのんびりと遅い朝食をとる。
午後はスコット、ヘレナ、ロスコーと一緒にボウ・リバー(Bow River)まで散歩に出かける。家の近くを走るカナディアン・パシフィック鉄道(Canadian Pacific Railway)に沿って歩いたが、道から離れるまで走って来た貨物列車の最後尾を見ることができなかった。
ボウ・リバーは川下りを楽しむゴムボートがひっきりなしに流れてゆく。ロスコーは川には入るのだが泳げないそうで、おぼつかない水中の足下におどおどしている。
ボーネスパーク(Bowness Park)まで足をのばす。ロスコーを岸に残して時間貸しのカヌーで環状になっている川を三人で一時間ほどかけて一回りした。
川を一回りしてロスコーが待っている岸の前を通り過ぎようとすると、置いていかれると思ったのか悲しそうに大声で啼き騒ぐのには閉口した。
川の畔では現役を引退した人なのだろう、精巧な船の模型を浮かべて楽しんでいた。
少し涼しくなった頃スコットと一緒に空港で紛失したベルトの替わりを買いにショッピングアーケードまで出かける。
ベルトは$37.44CAD。ついでにカナダの歌手でその声が昔から好きだったアン・マレー(Anne Murrey)と、スコットに勧められたサラ・マクラクラン(Sarah McLachlan)、偶然見つけたペギー・リー(Peggy Lee)のCDを一枚ずつ買う。三枚で$65.24CAD。
その後、アメリカ系の大型スーパーマーケット、セイフウェイ(Safeway)に寄って安全剃刀($6.41CAD)と今夜のための赤ワイン1本($23.54CAD)を買う。
アーサー・ニシムラ、ルイーズ・ページ(Arthur Nishimura ・ Louise Page)夫妻が一緒に夕食を楽しんだ。
ニシムラは物静かな写真家でカルガリー大学の教授も勤めている。ルイーズは画家で大変明るく楽しい会話をする人だ。ニシムラはMacintosh 128Kからのユーザーだそうで、Lisa2からAppleのパソコンをいじっている筆者とは古いMacintoshの話が弾んだ。
宴たけなわの午後11時を過ぎても空が明るい。気が付くと夜中の12時を回っている。多分このテンポに慣れた頃にカナダを離れることになるのだろう。
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