2006.04.13:北京(北京站)
2006年4月13日 北京站
チェックアウトを午後にしてもらったのでグズグズと寝ていたが、9時過ぎに起き出してカーテンを開けるとまぶしいくらいに晴れている。
朝食後、地下鉄崇文門駅の隣なのに未だ一度も行ったことのない北京駅に行ってみることにする。北京でオートバイを目にすることは少ないがホテルを出たところにBMWのサイドカーもどきが停まっていた。オーナーは余程のマニアなのだろう。このサイドカーはBMWを元にしたロシアのURALから発展した中国製の「長江」 、タイヤがスポークホイールではなくキャストホイールなのは残念。
ホテルから崇文門駅までのさして長くもない路上にはチベットから来た人たちの物売り姿が普段よりも多いのは天気がいいせいだろうか。崇文門駅から一駅で北京站(駅)。エスカレーターで外に出ると広い北京站前に出た。
北京站前の広場も天安門広場ほどではないが東京駅前や上野駅前とは較べものにならないくらい広い。広場には沢山の旅行者ががたむろしているが外国人旅行者の姿を見かけない。
キップを求める人達は切符売り場の前に列を作ることがない。自動券売機の設置も見当たらなかった。
駅舎への入り口がそのまま改札口になっているので中を見ることができなかった。入場券くらいはあるのだろうが言葉も通じないし、キップ売り場の様子を見たばかりではとてもキップ売り場の前に行く気になれなかった。
ホテルに戻りチェックアウト。午後1時20分だった。昼飯は抜き。ホテルの前にタクシーがいない、と思ったら怪しげなお兄さんが “Taxi? Airport?” と声を掛けてきた。そうだと返事をするとホテルの駐車場入り口の方に去っていった。しかたなくタクシーを拾おうと歩き出し歩道の端まで来たところで後からクラクションを鳴らす車がある。振り返ると先ほどのお兄さんが運転席にいる。車は普窒のタクシーだった。彼は怪しい兄さんではなくてタクシードライバーだった。
離れた所に置いてある車を取りに行っただけのようだ。荷物をトランクに入れ、北京には慣れている振りをして助手席に乗り込む。空港に着くまでの間、北京出身だという彼を相手に片言の中国語でやりとりするのは草臥れる。空港には2時20分頃に着いてしまった。出国手続きカウンターも空いていた。空港の免税店で五粮液 (Wuliangye) の値段を見ると $80USD (9,500円) になっている。この酒は来るたびに値段が上がっている。茅台酒は $10USDだ。結局何も買わずに搭乗する。便は17時00分発のCA421、成田21時着。