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2007.02.25: ソウル(景福宮)

2007年2月25日 景福宮(キョンボックン)

五時三十分起床。日本と韓国で時差はないが七時を過ぎてようやく空が明るくなってくるようだ。八時、一人朝食に出る。ホテルから歩いて十分位の所にあるヘジャンクク専門店に行ってみる。22日の朝、同行の士とともに一度入ったところだ。

二度目のヘジャンクク専門店。

味噌仕立てだが薄味でさっぱりしている。7,000Won(約897円)。

今朝のヘジャンクク。

ホテルに戻って部屋備え付けの洗濯機で洗濯、乾燥設定にしてそのまま外出。ホテルから歩いていける距離にある景福宮(キョンボックン)に行ってみる。光化門は修復中で白い覆いが掛かっていた。興礼門の方から太鼓の音が聞こえてきた。タイミングよく興礼門の前で守門将交代式(衛兵交代式)が行われるようだ。韓国国内からの観光客に人気があるようで衛兵の側で写真を撮る人が多い。

興礼門前の守門将達。
交代の衛兵を待って隊列を整える。

興礼門の前で行なわれる守門将交代式(衛兵交代式)は交代にやってきた衛兵の先導が打ち鳴らす太鼓のリズムで整然と行なわれた。風に翻る隊旗が勇まし気で印象に残る。

交代の衛兵は先導の太鼓で凛々と進む。
新旧の守門将達が対峙して交代式が進む。
人気の高い守門将になるいは厳しい審査がある。

交代が済んだ守門将は前を向いたまま微動だにしない。そんな彼等と一緒に記念撮影をする観光客は勝手に守門将のとなりに立ってシャッターを切るばかりだ。そんな彼等を後に興礼門で入場券を渡して景福宮の中に入る。守門将交代式を見てから景福宮を見学する。入場料3,000Won(約385円)。

興礼門の前で守門将と一緒に記念撮影する観光客。

景福宮は李氏朝鮮の始祖で初代国王の李成桂(イ・ソンゲ、太祖 康献大王、1335.10.27–1408.6.18)によって1395年に完成された朝鮮王朝の王宮。興礼門を入ると広々としたスペースに出て、その正面に北岳山を背にして勤政門が建つ。

右が勤政門。
勤政門。

勤政門をくぐると景福宮の正殿、国政が行なわれていた王の玉座がある勤政殿だ。官位順整列のための低い石柱列が勤政殿前の左右に残っている。背後に北岳山。

勤政殿。
勤政殿内の玉座。

勤政殿の背後は恩政門と恩政殿。

恩政門。
恩政門左右の壁がきれいだ。

恩政殿は王と臣下が国政を論じた場所。

恩政殿。
恩政殿正面の高い所に飾られていた龍図。
用途が分からない綺麗な焼き物。
恩政殿前にある李朝時代に使われた日時計。

恩政殿の左右には千秋殿と萬春殿がありどちらもオンドル(床暖房)が敷かれている。

恩政殿の右手に建つ萬春殿。

周甲堂と協善堂が恩政殿、千秋殿、萬春殿を回廊のように囲んでいる。

周甲堂(左側)と協善堂(奥)。右端は千秋殿の屋根。
千秋殿裏のオンドルの煙突。

恩政殿の奥に王の寝殿、康寧殿がある。

康寧殿。
康寧殿の窓格子は典型的な韓国模様。
康寧殿と交泰殿を隔てる塀と通用門。
交泰殿。

交泰殿の裏に回ると自然石や石の飾り物で構成された階段式花壇、峨嵋山後苑(庭園)に出る。

峨嵋山後苑の煙突は交泰殿のオンドルにつながっている。

峨嵋山後苑の前を通ってさらに奥に見え隠れする五重塔を目指す。
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