2007.06.01　ソウル（清渓川、サンドル社、金浦国際空港）

2025年1月3日 06:18

2007年6月1日　清渓川、サンドル社、金浦国際空港

六時半起床。荷造りをしてからシャワーを浴びて散歩に出る。チョンゲチョン（清渓川）の遊歩道を東に向かう。川に沿ってオガンスギョ（五間水橋）の上流は衣料品、履き物の問屋街が続いている。ファンハッギョ（黄鶴橋）の辺りにはペットショップが並んでいる。

ファンハッギョで川の反対側に渡り細い道に入ってみた。この辺りは再開発によって「黄鶴洞ロッテキャッスルベネチア」になっているが、その南側の細い露地に入る。かすかに美味そうな匂いが漂ってくるのは夕べの人混みの名残か。黄鶴洞ホルモン横丁だ。時間を作って夜もう一度来てみたいが今日は帰国しなければならない。

黄鶴洞ホルモン横丁から再び川沿いに出て庇雨堂橋までもどり、チョンゲチョンをオガンスギョまでたどる。オガンスギョから西に一本目のボドゥル橋を渡ると真ん中に銀色に塗られた「ヂョン・テ・イル」の像が建っている。この像がこの場所とどんな縁があるのかは分からないが 1960 年代に労働者の地位向上に一命を捧げた人として有名な人だそうだ。

ホテルに戻り荷造りを確認してから十時半チェックアウト。地下鉄に乗りサンドル社に帰国の挨拶に行く。Lee Ho さんが『今日は社長とタイプフェイス・デザインチームが一緒に昼食を摂る日なので是非参加してくれ』というので遠慮なくついていく。入った店はオープンカフェのようでスンデチゲの専門店だった。スンデは春雨や豚の血、もち米を豚の腸に詰めたものだがこれが初体験。臭みがなく食べやすく、見た目よりもずっと美味しい。

サンドル社に戻る途中で韓国のコメディアンの撮影現場に出会う。コメディアン氏の誘いに乗って彼と一緒に TV カメラを前にパフォーマンス。サンドル社の人達にはずいぶん受けたようだ。一騒ぎした後に撮影クルーの一人にカメラを渡してサンドルの人たちと一緒に写真を撮ってもらった。帰国してしばらくしてから、この時のパフォーマンスが全韓国放映番組で流れたとCha Gounさんが知らせてくれた。

サンドル社に戻ると営業部の Kim さんが DVD に落とした今年の二月にソウルで開催された韓日タイポグラフィーフォーラムの記録をもって挨拶に来てくれた。そろそろ失礼して飛行場に向かう時間だ。玄関先まで見送ってくれたセオク社長、デザインチームの皆さんと挨拶。Lee Ho さんは恵化駅まで送ってくれた。恵化駅から東大門運動場駅まで二駅、ここで五号線に乗り換え金浦国際空港駅へ。恵化駅から金浦国際空港駅までの運賃は 1,400 Won（約190円）、所要時間五十分。