インド映画にハマったきっかけの女優陣を見るたびに暗澹たる気持ちにもなる。
インド映画、特にヒンディー語作品にハマったのは10数年前。
KatrinaやDeepika、Priyankaなど(以下、KDP)ほぼ同年代の女優に惹かれた。
上の年代のAishwarya、Bipasha、はKDPに較べると落ち着いていて、露出も少なく、更に上のMadhuriも一時期結婚を機に渡米したこともあり引退状態だった。
KDPなどほぼ同年代の女優も、下の年代の女優に押し上げられたり、またはライフステージの変化でいずれそうなってしまうのだろうとなんとなくの固定概念が生まれた。
日本の芸能界もそんなところあるし。
懸念は払拭された。
まさか30代後半のカトリーナとディーピカーがここまで輝きを増し続けて居られるとは思わなかった。
いちファンとしての嬉しさ、そして不安視も混ざる。
ハマった当初は、ベテラン人気俳優3大カーンのうち、特にシャールクやサルマーンなどと、20近くの年齢差がありながらケミストリー的な相性が良く、繰り返しヒロインに抜擢されるなどの適用が続く。
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根強い縁故主義などもあり、3大カーンほどのカリスマ性を持つ下の年代の男性俳優がそれほど現れず、KDPより若い年代の女性俳優にも厳しい状況。
機会に恵まれた20代のAaliaでさえ、かつてのKDPほどの活躍ができているかというと疑問に感じる。
若手の中では確実にトップの一人だけど、実力の他に縁故もあり、縁故のないKDPや他の同年代の女性俳優とフラットに比較できない。
同じような環境で競う相手がいないといっても過言ではないから、トップに見えてしまう。というのもある。
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停滞感漂う間にタミル語圏など南インド映画の勢いに押される。
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集客が確実に見込めるスターを中心にした作品づくりが特に売れ続けてしまう。
Pのプリヤンカはアメリカ進出と現地で結婚したことで、実質ヒンディー語映画からは引退状態。
結果Kのカトリーナ、Dのディーピカーは結婚後もトップ俳優として活躍し続けられている。
KDの長いキャリアは嬉しいけれど、実際は私が思っているより若手俳優の人気も凄まじいのだろうけれど、モヤモヤする。
人の入れ替わりという、どの界隈でもあるだろう新陳代謝のような健全さが感じられない。
とでも言おうか。
カトリーナもディーピカーも、アラフォー。
第一線を突っ走るのとは違う道もあったのではないだろうかという思いを取り去ることができない。
体型維持して、20代の頃と遜色ないキレキレキラキラを維持し続け、魅力的。大好き。
大好きだけど、
「もうその役回り、アナタたちがやらなくても良いんじゃないかな」
とも思ってる。
そしてそればあくまでも固定概念で、バイアスであることも自覚しているからまた重ねてなんだか勝手に心苦しくなっている。
主人公格と並んで画になるヒロインではなく、
そろそろ人間味あるヒール、ヴィランの役も観たいと思ってしまうのは確か。
欲深い。
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