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Antique vol.3|ARABIA Emilia Pohjola mini plate

丸太に乗ってスキー?ワンピースを着て魚釣り?思わずクスッとしてしまう、ほのぼのとした日常を描いた小さなプレート達。

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Kaj Franck(カイ・フランク)がフォルムデザインを、Raija Uosikkinen(ライヤ・ウオシッキネン)がデコレーションを担当した、フィンランドを代表するデザイナーの共作、アラビア社の中でも不朽の人気を誇るEmilia(エミリア)・Pohjola(ポホヨラ)シリーズ。

コーヒーカップや大きめのプレートなどもありますが、特に惹かれるのはこの9cmの小さなプレート。後ろにはフックを通す穴があいていて、壁に飾れるようになっており、こうなると何枚も集めたくなってしまいます。約40種類の絵柄があり、絵柄によってemiliaシリーズとPohjolaシリーズに分かれているようです。

主に生産されていたのは、1940〜1960年代。未だ全てのデザインを把握しておらず、見たことのない絵柄に出会う度に、今から60年以上前のフィンランドの暮らしに想いを巡らせます。ちなみにこのシリーズ、柄がぼやけているものもよく見かけます。鮮明に描かれている方が一般的には人気があるようですが、ぼやけた感じもおおらかなフィンランドのお国柄が見える気がしてとても好きです。

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ARABIA
1873年、スウェーデンのロールストランド社がフィンランドのアラビア地区に設立した製陶所が始まり。1916年にロールストランド社から独立。多くの優秀なデザイナーと組み、デザイン性と機能性に富んだ高品質な陶磁器を数多く生み出す。その人気は絶えることなく、フィンランドを代表する陶磁器ブランドとしての地位を築く。

Kai Franck (1911-1989年)
フィンランド・ヴィーブリ生まれ。ヘルシンキの美術工芸大学で家具デザインを学び、1938年よりテキスタイルデザイナーとして活動。1945年アラビア社に入社。kilta(キルタ)をはじめ、多くのシリーズを発表し、人気を博す。1950年には同社のアートディレクターに就任。陶磁器だけでなく、1946年からはイッタラ社でガラスデザインにも携わる。シンプルな機能美を追求し、「フィンランドの良心」と呼ばれる。

Raija Uosikkinen (1923-2004年)
フィンランド・オーロラ生まれ。セントラルスクールオブアーツ&クラフトで磁器絵画を学び、1944年にアラビア社に入社。その後、40年近くアラビア社のデザイナーとして活動。カイ・フランクがデザインしたテーブルウェアの装飾を多く手掛ける。フィンランドの自然や暮らしからインスピレーションを受けた素朴なモチーフと繊細な描写が特徴的。

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