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Antique vol.5|Arcopal glass ware

ほのかな透け感のある乳白色のガラスと可憐な絵柄、素朴な愛らしさが魅力のグラスウェア。

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200年以上の歴史を持つ老舗ガラスメーカー、ヴェルリー・クリスタルリー・ダルク社(現在のアルク社)が生み出したブランド、arcopal(アルコパル)。特有の機能性とデザイン性に富む製品たちは、長きに渡り、世界中で親しまれています。

arcopalのグラスウェアには強化加工がなされており、とっても丈夫。その強度は通常のフロートガラスの3〜5倍といわれています。耐熱性にも優れ、熱いドリンクやスープでも安心して使うことができます。現在出回っているヴィンテージ品の多くは、1960年〜1980年代のもの。arcopalの誕生から60年以上が経つ今も、当時のものがとても良い状態で残っているのは、この耐久性のおかげともいえるでしょう。

機能性だけでなく、そのデザイン性も大きな魅力。ポップな絵柄から繊細な花模様など、製品によって幅広いデザインが施されています。1960〜70年代にはフランスをはじめ、ヨーロッパにおいて絶大な人気を博していたarcopal。ブランド統合などにより、arcopalとしての生産は一時中止されていましたが、その人気の高さから、2016年に生産を再開。老舗メーカーならではの技術力と経験を活かして、現在も優れた製品を創り続けています。

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arcopal
1825年に創業した北フランスのガラスメーカー、ヴェルリー・クリスタルリー・ダルク社が1958年に発表したブランドのひとつ。乳白色のオパールガラスに強化加工を施して作られる食器は、機能性と美しさを兼ね備え、家庭やレストランなど、さまざまな場所で日常的に愛用され続けている。
ヴェルリー・クリスタルリー・ダルク社はその後、J.G.デュラン、アルク・インターナショナルと社名変更を重ね、現在はアルク社として活動。arcopalの他、Luminarc(リュミナルク)やArcoroc(アルコロック)、Cristal d’Arques(クリスタルダルク)などのブランドがある。

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