聴くは聴す
「聴す」
ゆるすと読む
聞く聴く訊く‥のひとつ「聴く」の話
聴くは聴すことに通じると、以前習ったことがある
誰にだって‥
泣き言を言いたい時がある
言い訳したいことだってある
謝りたいこともある
悲しみのどん底でもがくことも
悔しくてやけごとを言いたい時も‥
どこにぶつけていいのかわからない憤りも、人を信じたくても信じられなくなって辛くてぶつけてしまいたくなることも
誰だって
そう誰だってあるのだ
それを言うことをただただ
聴いてほしい、聴くだけでいい
慰めも常套な助言もいらない
「聴す」とは、誰かが誰かの話を黙って聴いてあげることなのかと思っていた
それもあるだろう‥
自分の過去を思い返してみると、本当に辛いこと苦しことは誰にも言えないことかもしれない
誰かに伝えられるようになった時にはもう自分を超えられているのではないのかしら‥
自分の心の中の声を聴いてあげる自分がいてもいいのだ
それもまさしく「聴す」なのだ
泣いてもいい、怒ってもいい、冷笑してもいい、何かを叩き割ってもいい(怪我しないようにお高いものはやめよう😅)ただただ聴いてあげる
しかしながら黙して「聴く」ことは辛い
今朝の「虎に翼」
川原でひとり泣く主人公寅ちゃんの姿にたくさんの人が泣いたのではないか
焼き鳥を食べながら大粒の涙を流し泣き、自分の心に向き合い心の声に素直になっていく
これが「聴す」と言うこと‥なのかと思った
長い人生、人から見たら大したことでないように見えても、心を砕き耐えていかなければならないこともある
「どうしようもなくなった時内緒で思いっきり贅沢をしました、そうするしかなかった。これ以上心が折れて心が粉々になる前に立ち止まって‥ゆっくり向き合いなさい」
という寅子の母、石田ゆり子の言葉が沁みた
心が粉々になる前に‥か
そして、回想
「寅ちゃんのできるのは寅ちゃんの好きに生きることです‥何かに無我夢中になっている時の寅ちゃんの顔をして何かを頑張ってくれること‥いや、やっぱり頑張らなくてもいい、寅ちゃんが後悔せず心から人生をやり切ってくれること、それが僕の望みです」
やっぱり夫の優三さん、ええ男やったなぁ 泣ける
さあ、しっかり聴した寅ちゃん
どこへ行くんだろ
朝からの学びを吐露してしまいました
聴してくださいましておおきにぃ☺️
ちょいと、デスクワークの休憩中やぁ!と、コーヒー飲みながら書き始めたら長うなってしもた😅
犬が呆れて呼びにきた
スンマヘン、ほなまた
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