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海苔巻でアメリカを馳せる

こんにちは、アラカンのおかんです^^ コロナで経営していたゲストハウスのお客様がほぼゼロに😵日々悪戦苦闘しながらもほっこりしたものを書いていきたいと思っています😄

知り合いから焼き海苔をたくさんいただいて、海苔巻きを作りました。今日は海苔巻きにまつわる話をしたいと思います。

海苔巻きっていいなあ

海苔巻きを作るのってなんだか面倒だと思いませんか。おかんも久しぶりに海苔巻きを作りました。中に入れたのはきゅうり、卵焼き、カニカマ、マグロです。出来上がった海苔巻きを食卓へ。そしてお隣のおばあちゃまへも配達しておすそわけ。「まあ、こんなにきれいに巻けるの」と喜んでくれました。意外と簡単に作れておいしい「海苔巻きっていいなあ」と改めて思いました。

友人は不動産屋さん

ところ変わってアメリカ西海岸のバークレイ。サンフランシスコの近隣の街に住んだおかんは、教会で知り合ったアーリンと友達になります。彼女は不動産を扱うリアルターでした。日本でいえば、仲介業者にあたります。主に一戸建ての家を扱っていました。アメリカでは、日本のように家を建てては壊して、また建てるということはなく、古い家でもリノベーションをしっかりして売っても価値は充分にあるのです。ですので、売られている家はほとんど中古の家でした。ある日、アーリンから「ブローカーズオープンハウスをやるから、何かアペタイザー的なつまめるものを作ってもらえない?」と頼まれました。ブローカーズオープンハウスとは一般向けに売り出す前に、リアルターさん達で家を内覧してもらうことです。おかんは日本的なものを作りたいと思いました。

片手でつまめるものって

何がいいかなとあれこれ考えました。焼き鳥にしようか、それともお寿司? 内覧するリアルターの皆さんは部屋の中を見て廻るわけですから、立ったままで、つまむことになります。「一口サイズで片手でつまめるのは、やっぱりお寿司、それも海苔巻きがいいな」と決まりました。

試行錯誤

さて、海苔巻きを提供しようと決めたのはいいのですが、中に何を入れて巻くかです。日本の海苔巻きはかんぴょう、しいたけ、きゅうり、卵焼きなどが入っているのが通常ですが、アメリカの巻きずしの世界は創作巻きずしの嵐。カリフォルニアロール、ドラゴンロール、キャタピラーロールなど。そこで、試行錯誤をして、中には梅干しの裏ごしにハチミツを混ぜたもの、香菜、きゅうり、出汁としょうゆ、みりんで味を染み込ませたニンジンを入れて巻くことにしました。海苔に抵抗があるアメリカ人もいるので、うら巻きにして白ごまをまぶし、スライスした巻きずしにディルの葉っぱを乗せて完成しました。ベジタリアンの人にも食べてもらえるように、また常温でも傷まない配慮も必要でした。

日本のお寿司を知ってもらいたい

そうして出来上がった巻きずしは好評で「売っているお寿司と全然違うね」と感想をいただきました。アメリカのスーパーで売っているお寿司はガンガンに冷えた冷蔵ケースに並べられています。食べるとカサカサで、硬くなっている場合が多かったのです。日本のお寿司のおいしさをもっと知ってもらいたいと思ったのでした。

こちらもアメリカ、食のエッセイです。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。スキやフォローもしていただけると励みになります。それではまたね。ばいばーい😃

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