結婚式のムービーを自作したい人への手引き(無料)
結婚式のコストを抑えるために自分たちでオープニングムービー、プロフィールムービーなどを作ろうと思っている人向けに、素人がローコストでムービーを一通りつくった体験をまとめます🙏
手間やかかる費用は、クオリティをどこまで突き詰めるか?によっても変わると思うので、あくまで私の制作事例と、かかった手間と費用として誰かの参考になればと思っています!
※ココナラなどの業者に一切頼まないことを前提にしています。
結論*いくらかかった?
私たちのケースは、手作り感のないレベルの動画3本つくるのに以下がコストとしてかかりました。
①動画編集ソフト ※本来どっちかでいいです。
Canva:1,500円/月額
Power Director:6,700円/年額
②著作権申請
JASRAC(4曲):8,800円(1曲あたり2,200円)
Nextone(1曲):TBD※これから確定、JASRACと同じくらいでは
③著作隣接権申請
日本レコード協会:7,500円(5曲まではこの値段)
④焼き付けるディスクの購入 600円 メルカリ
⑤焼き付ける作業へのコスト
Power Directorの人→ソフト内の機能で対応可能
それ以外の人→カメラのキタムラで1枚1000円〜
合計)パターンごとに
Power Directorだけ購入の場合 25,800円
Canva+フリーソフトで焼き付け(Windowsの人だけ) 20,600円〜
Canva +キタムラで焼き付け 23,600円〜
※Nextone申請は2,200円を仮として計算
結局自分たちで作るのは得か?
結論→こだわりがある人なら得。
メリット
・自分たちでとことんこだわれる(細かい部分、入れ込み要素)
・スケジュール的な制約がない(発注期限がない)
・自分動画作れます、作れましたってスキルと経験が得られる
・単純に発注するよりは5000円くらいは安い上、ソフトもついてくる
(Canvaならプロフィールブックも作れちゃう)
・一緒に作った思い出はForever Priceless ・・・
デメリット
・単純に動画制作に時間がとられる。
(参考)動画つぎはぎ、スライドショー程度なら枠つくって素材いれるだけなので4時間あればいける。こだわるなら♾️(無限大)
・自分たちで作るので終始クオリティの不安がつきまとい喧嘩になる
(これもまたいい思い出、、)
メリデメを踏まえた某花嫁としてのコメント
ココナラとかで安く8000円のテンプレ発注するのは嫌!オリジナリティが欲しい!みたいな人はやって損はないと思います。
金額としても式場委託よりは断然安いと思うので。
ただ、オリジナリティにこだわりがない人は単にしんどいだけだと思うし、動画というクリエイティブ制作にあたり喧嘩になりがちでもあるので、それを回避するためにココナラに発注するとかは全然おKだと思います。
※その場合でも、ちゃんと著作権と著作隣接権の申請と支払いだけはちゃんとやっときましょうね。
というわけで、このメリデメをふまえて、
それでも俺たちは動画を作りたいという人に体験談をまとめます。
素人が結婚式に納品する動画をつくるための手順
全体的な流れ
大きなステップとしては以下になります。
1)作りたい動画のおおまかなプロットを考える
2)1で考えた動画に必要な素材(動画、写真)を撮影して集める
3)作りたい動画に載せる音楽を用意する(フリーか著作権か)
3−1)[難所]版権楽曲は、「著作権」および「著作隣接権」を申請
3−2)3−1が一人でできないなら代行業者に頼む
4)[難所]2と3で集めた動画を動画編集ソフトで編集する
5)作成した動画をディスクに焼き付ける
1)作りたい動画のプロットを考える
プロットというと大げさですが、別にたいそうな絵コンテを書く必要はないです!考える要素としては最低限以下のようなものがあり、結婚式であればパートナー双方とイメージの認識あわせをかねて検討するといいと思います。
このあたりが一通り相談できていると、「映画調にしたかった」とか「こんな可愛い感じになると思わなかった」など双方文句いわれることも減ると思うので、作り始める前の事前のすり合わせはあったほうがいいと思います。
2)素材を集める
1で考えた動画に必要な写真や動画を集めましょう。
足りないものは撮り下ろす必要があるので、動画を作り始める前に必ずカメラの手配・場所探し・日程調整をしましょう。
※動画を作り始めたあとに素材を集めてもダメではないですが、素材が揃った状態で作業をはじめるほうが圧倒的に効率はいいですし、パートナーのどっちかから「えーまた?」みたいな愚痴がでて喧嘩になる温床になるので、段取りはお大事に、、、
3)動画にのせる音楽を考える、著作権と著作隣接権の申請する
動画にのせる音楽は揉めがちなので、必ずパートナーと相談しましょう。
また、基本的には忌み言葉とか、縁起の悪いワードが入った楽曲は(言わんでもわかるでしょうが)やめときましょう笑
多くの人はどこかのアーティストが作った楽曲を利用すると思うので、その場合は著作権と著作権隣接権の申請をしましょう。
著作権と著作隣接権の違いと、申請ステップとしては以下です。
申請が終わったら、映像を流す会場へ証明書を転送や印刷して提出します。
これ、ちょろまかすと大変なことになる場合もあるのでマジでちゃんとやりましょう。
4)動画編集ソフトで動画編集する
私たちは動画制作にあたり、2つのサービスを利用しました。
いずれも有料課金ですが、今後動画を作る機会がない方ならCanvaのほうがおすすめです!テンプレ豊富なので素人でも動画が簡単につくれて、かつ有料プランもいくつかあるという意味でコスト的にも安心です。
一応以下に簡単な感想をおいておきます。
①Canva:
https://www.canva.com/ja_jp/pricing/
<Canvaのメリット>
・無料版でもやろうと思えばロゴなしの動画がつくれる
・テンプレ豊富で初心者でも素材を組み合わせるだけでそれっぽく作れる
(お手本にもなる)
・有料プランは書体のバリエーションが多いのでかわいくつくれる
・ダウンロード不要でブラウザ上で作業できる
・ウェルカムボードなどほかのアイテム作成にも使える
<Canvaのデメリット>
・動画や素材をふんだんに使って編集しようとすると、iPadなどスペックが低い端末からの作業中変な挙動になる(重くなったり、編集できずに落ちたり)ので、PC作業が推奨
・文字の入力の挙動が変、パワポと絶妙に違うのでイライラする
・AI動画編集など最新の技術はまだこれから?
②Power Director:
<Power Directorのメリット>
・プロでも使えるような動画編集ソフト
・初心者でも直感的に操作できる(といってもCanvaのほうが優しい)
・挙動はスムーズ(ファイルサイズによる挙動不安がない)
・ディスクに焼き付ける機能まで提供しているのでワンストップで動画制作、納品までが可能になる
・AI動画編集ができる(らしい)
<Power Directorのデメリット>
・シンプルに課金のハードル高い(有料版は年間プランしかない、MSとAppleで権利が違うのでメーカーが異なるパソコンで利用できない)
5)作成した動画をディスクに焼き付ける
自分もあまり知らなかったのですが、動画にはmp4だけではなく複数のファイル形式があるそうです・・・。
結婚式の会場の多くはmp4データではなく、
「DVDビデオ形式」(拡張子としてはMPEG-2(.mpg))
の形式でディスクに印刷する必要があります。
DVDビデオ形式についてわかりやすくまとめていただいているサイトがあったので、参考として共有します。
この形式での焼き付けには変換ソフトが必要です。変換ソフトはいくつかありますが、Power Directorを購入しておけば焼き付け機能がついているので、ここで何かソフトを追加購入する必要はありません。
1 もし変換ソフトを手配する場合(Canvaのみ課金など)
Microsoft →フリーソフトもあるのでそれを使う
Mac→フリーソフトがないので何かのソフトを購入必須
です。私はMacだったので普通に詰んでましたが、Power Director買っといてよかったです。
2 変換ソフトがだるい人は
カメラのキタムラが焼き付けサービスやっているので、おとなしく持ち込みましょう。1枚1000円から・・
↓
動画の撮影チェックをしたら・・・完成です!!お疲れ様でした。
さいごに
まあここまでやったんですが感想としては「まあやってもよかったけどおとなしく外注してもよかったな」でした(碌でもない)
たまたま私が休み中だったのでそのリハビリもかねてやりましたが、最後振り返ってみると別にコスト的にはココナラと大して変わんねえなということがわかったので笑
動画作れるっていうスキルがついて、ソフトがついてきて、愛する人と共同作業できた、という思い出がついている分オトクと思うようにします。
誰かの参考になっていたらうれしいです。ではでは
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