リアルに触れずして進まない海外ビジネス
7月も既に半分が終了しましたね。 さて、来月からスタートする「あいち・なごや海外連携促進事プログラムBEYOND」という日本企業における海外企業との協業を前提とした海外市場への進出を加速するプログラムがありまして、あいち県企業さんの支援に携わっております。
実は私個人としては2年連続で事業メンタリング役を拝命したのですが、今年はプログラムの運営も努めさせていただいております。 まさに今週、プログラムの説明会実施や申し込みに興味のある企業との面会を続けている最中なのですが、その中で気づいた点に触れてみたいと思います。
端的に言うと、海外ビジネスのリアルが遠い距離にある、ということです。
どういうことかというと、所謂ネットやSNS経由での一次情報、それも万人ウケする一般論が手元にある状態で、その活用すら試行錯誤をしていたり、更に悪いことには、断片的な情報だけで意思決定をしようとしている状態の企業さんが散見している、ということです。
今回の様なプログラムに前向きな方々は、ある程度具体的な海外ビジネスにおけるリサーチ、マーケティング、事業開発を進め出口を見出したい、という感度はあるので課題認識の前提自体はそこまでズレることはないのですが、それでもコロナの影響もあってか現場感のある視点が残念ながら乏しいです。
Zoomの普及などオンライン化が進み、またSNSを介して地球の裏側で起きていることがほぼリアルタイムで手に入る様になっている今日の様な傾向が高まれば高まるほど、実は現場主義におけるあなただけのリアルな取組みが万人ウケする一次情報と良い意味での乖離が生まれ、そこに価値が出るのです。
世界のビジネスレベルは一般的に上がっていますので、単純に日本企業という名刺をぶら下げても相手に響かない時代に突入しています。従って、日本企業も海外協業候補から学び、そしてお互いが感化し保管合える関係になって相互目的を達成していく、そんな視点と計画・実行が必要になってきました。
今回私はクアラルンプールから基本オンラインでのサポート実地となりますが、プログラムは来年2022年の2月まで継続しますので、一度なごやに足を運び、支援する企業さんと膝を付け合わせる機会を設けようかと考えています。
イメージと現実の大きいギャップに気づいて、リアルを知って海外事業を進めていくことに沿った活動をしていくことが結果につながりますので、このプログラムを通じて参考になりそうな具体例は今後、Noteで書いて行こうと思います。
ではまた次回!
(プログラム応募は7/27まで受付ていますので、話だけでも聞いてみたい、という方は個別にご連絡ください)
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