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STACK
2020年3月15日 23:01
歩くアイちゃんの脚元がピクっと強張ったように見えた。 何カンチガイしてるのコイツなんて思ってるんじゃないか。 そもそも冗談だと思われてないか。 手紙で伝えたほうがよかったのか。 人がほとんどいないこの渡り廊下が終わるまでに、答えは返ってくるんだろうか。 一歩ごとに不安だけがいや増して、もう横を歩くアイちゃんが見られない。 ていうかアイちゃんの気配が無い、あれ、ア
2020年3月14日 12:37
終わった。 水着グラビアカードがアイちゃんに見つかった絶望感が脳内でナニカを通り越して、僕は引きつった半笑いで応えた。 アツ:あぁ、好きなんだよね◯田◯子…この後の気まずい展開を想像するには充分な数瞬が過ぎる。カードを見つめるアイちゃんから意外な言葉が投げかけられた。アイ:……ちょっとあたし似てない?こんなカワイくはないけどさ。 アツ:え?…あ、あぁ確かに似てるよね(