アツ、18歳。〜part4〜
歩くアイちゃんの脚元がピクっと強張ったように見えた。
何カンチガイしてるのコイツなんて思ってるんじゃないか。
そもそも冗談だと思われてないか。
手紙で伝えたほうがよかったのか。
人がほとんどいないこの渡り廊下が終わるまでに、答えは返ってくるんだろうか。
一歩ごとに不安だけがいや増して、もう横を歩くアイちゃんが見られない。
ていうかアイちゃんの気配が無い、あれ、アイちゃん?
どん!!立ち止まって振り返ろうとした僕にアイちゃんが激突した!
アイ:ちょ、なんでいきなり止まるのww
アツ:ごめ、うわめっちゃビックリしたー!
アイ:ソレはこっちだよもぅ、あーめっちゃ手汗出るしw
笑い声と共に緊張が解けた僕達はまた歩き出す。
アツ:一瞬いなくなったかと思ってさ。
アイ:もー、こうしようとしてたの!
アイちゃんが背中に抱きついて来た。
柔らかすぎる衝撃、矛盾してるがそれ以外言いようがない。
アイ:いいよ、土日どこかデートに行こう!
( *´Д`)< これは夢か?part5に続く