聴く専門家禅聴者です。
街を歩いていてふと、気になる男性に目が釘付けになった。
フエルトのような生地のパナマハットから白髪が見えている。
年齢は60代後半くらいだろうか。
背が高くスラっと背筋を伸ばして、直立不動で立っている。
首からが下げた手作りの看板に書いてあるのは
その名も「家紋おじさん」。
どうやら家紋のことなら何でも知っているらしい。
これはぜひお話をお聴きしたい!
禅聴者の血が騒ぐ(笑)
先ずは、私の家の家紋について聞いてみた。
「家紋の知識は頭の中に詰まっている!!」
と言いながら、iPadの中の自作データーで調べているのには少し笑ってしまった。
家の家紋について一通り聴いたあと、家紋おじさんについてお話を聴いてみた。
仕事と趣味となった家紋について独学で勉強されたらしい。
家紋を通して日本の伝統文化を日本人にはもちろんのこと、海外の人にも
伝えていきたいそうだ。
家紋おじさんのいるここは、規模は小さいけれど江戸文化がある観光地である。海外からの観光客も毎日のように来ている。
家紋おじさんは、英語は苦手だが何とかコミュニケーションを取り
今までに、アメリカ、スウェーデン、イギリス、台湾、ノルウェーの方に
伝統文化を伝えてきたとのこと。
Instagramも始め、日本の伝統文化や家紋について多くの方に伝えていくというチャレンジを始めたとのこと。
その他にも家紋や屋号紋についても色々教えていただきました。
チャレンジするのに、年齢も時期も関係ないということを身を以って教えていただきました。
話を聴いてくれたお礼にと、シール(写真)を頂きました。
荒波を突き進む宝船だそうです。
まさに今の時代、そして私に合っている(笑)
人の話しを聴くということは、自分自身の知識にもなります。
人々 自学を以って是とし 未だ 知らざるを以って非とす
知らないことを知るということはとても大切なことですね。
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