数ではなく能力の問題
こんにちは。禅聴者冨ヶ原です。
梅の花がきれいに咲いていますね。早咲きの桜も時々見かけます。
「春」ですね。
しかし、甲信越地方に大雪警報が出ていました。
雪国地方は春までもう少しでしょうか。
さて、本日は「数ではなく能力の問題」について書きたいと思います。
写真は、あるファミリーレストランでの一枚です。
このお店に入るのは数年ぶり、コロナ前だったと思います。
その頃は良く利用していました。
オフィス街と住宅街のちょうど間にある為、ランチ時間からカフェ時間は
近所の主婦層やサラリーマンでいつも混雑していました。
当時のスタッフの人数は大体、ホールに2~3人、厨房に3人ほどだったと記憶しています。
ホールスタッフの動きが良かったのでしょう、こんなに混雑しているのに
片づけ待ちのテーブルがほぼ無く、お客様を長く待たせることなく誘導していました。
私は仕事柄、スタッフの動きやお客様の導線などついつい目が行ってしまうので、無駄の無い動きをされているな~と感心していたのを覚えています。
あれから数年後の先日、たまたまランチ時間に時間調整をしなければならなくこの店に入りました。
あのころと変わらず、待っている人はいないが店内は主婦やサラリーマンで混雑。かなりオートメーション化されており、入店から案内されることもなく自ら空いている席を探し着席。
オーダーも、もちろんタッチパネル。お水もおしぼりも自分で取りに行く。そして、料理を運んでくるのは写真の猫型ロボット。笑
伝票も乗っている。
結局、会計までスタッフと会話することなく人と触れ合うことがなかった。
まぁ、こういったことは他のお店でも経験済みなので大して驚くことはなかった。
私が気になったのは別のところ。
席に着きオーダーを終え、いつものように店内を見渡しスタッフの動きや
店内の状況を見ていた。
混雑はしているものの、片づけ待ちの食器類が置いてあるテーブルが結構ある。入店したお客さんは、どこに座ったら良いのかウロウロしている。
ホールのスタッフは2人。
しばらく見物をしてみる。
お客様案内をするわけでもない、料理を運ぶのは、ほぼ猫型ロボット。片っ端からテーブルを片づけているわけでもなければ、お会計ばかりしているわけでもない、、、、。
ん?彼女らは何をしているのだ?
店内をウロウロあっち行ったりこっち行ったりしているが、そこで何か一つを完了させているのか、そう思いきや、そう言ったわけでもなさそうだ。
はて?
数年前と同じホールスタッフの人数だが、オートメーション化したことで人間の手をかなり空けた。
なのになぜテーブルの片づけができておらず、お客様がすぐに座れない状況なのだろう。
そんなことを考えながら原因を探るため、しばらく見学を続けていた。
その中で一つわかったこと、それは個々人の能力の問題ということだ。
どうやら優先順位付けが上手ではないようだ。
だから全てが中途半端な状態、これが原因の一つと思われた。
AIやIT、人間との混じり合いの中で今後戦っていかなければならない。
人間だからできること、人間しかできないこと。
人間力を高めることではないだろうか。
そう改めて強く感じた日だった。